この記事では、「ラテ」と「モカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラテ」とは?
「ラテ」には2つの意味があります。
ひとつは牛乳のことです。
イタリアでは牛乳のことをこのように呼びます。
もうひとつはカフェラテの略です。
カフェラテとは、牛乳とコーヒーを混ぜ合わせた飲み物のことです。
コーヒーはエスプレッソであることが一般的です。
エスプレッソとは、深煎りしたコーヒー豆を粗びきしたものを、専用の器械で圧力をかけて抽出したコーヒーのことです。
素早く抽出することができます。
専用の器械が必要なので、本格的なものを自宅で作るには器械を用意しなければなりません。
しかし、本格的なものでなくてもよいなら、自宅で簡単に作ることができます。
材料はインスタントコーヒー、お湯、牛乳です。
インスタントコーヒーをお湯によく溶きます。
溶け残りがないようによく溶かしてください。
そこに牛乳を注ぎ入れます。
これで完成です。
コーヒーは濃い目にすることがポイントです。
インスタントコーヒーといっても製品によって風味は異なり、エスプレッソのような風味のものを選ぶと、より本格的な味になります。
「ラテ」の使い方
牛乳とコーヒーを混ぜ合わせた飲み物を指して使用する言葉です。
「モカ」とは?
エチオピアとイエメンで生産されるコーヒー豆のことです。
かつて、アラビア半島にはモカ港という場所がありました。
ここから出荷されていたことに由来する名前です。
このコーヒー豆は上質なものとされています。
コーヒー豆は、品種や産地によって香りや風味が異なります。
このコーヒー豆の場合は、甘い香りとフルーティーな酸味が特徴です。
ただし、豆の焙煎具合によって多少香りや風味が変わります。
この豆単品で販売されていることもあれば、他の豆とブレンドして販売されていることもあります。
淹れ方は他のコーヒー豆と同じです。
ハンドドリップの場合で説明をします。
カップ、ドリッパー、フィルターを用意し、カップとドリッパーは温めておきます。
ドリッパーにフィルターをセットし、人数分のコーヒー豆を入れてカップの上に置き、その上からお湯を注ぎます。
「モカ」の使い方
イエメンとエチオピアで生産されるコーヒー豆を指して使用する言葉です。
「ラテ」と「モカ」の違い
前者は淹れたコーヒーのことでメニューを指しています。
後者は特定の産地の豆のことです。
メニューなのか、豆のことなのかという点に違いがあります。
「ラテ」の例文
・『ラテをお店で注文する』
・『ラテをおいしく淹れることができた』
・『一番好きなものはラテ』
・『朝食にラテを飲む』
「モカ」の例文
・『モカが好み』
・『モカをおいしく淹れる』
・『モカを購入する』
・『モカばかり飲んでいる』
まとめ
コーヒーという点が似ている2つの言葉ですが、一方は淹れたコーヒーの名前、もう一方は特定の産地の豆のことで、それぞれ異なるものを指しています。