「ゆこう」と「すだち」の違いとは?分かりやすく解釈

「ゆこう」と「すだち」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「ゆこう」「すだち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ゆこう」とは?

「ゆこう」とは?

ミカン科の常緑小高木です。

香酸柑橘類の一種です。

ゆずとダイダイが自然交配したものだといわれており、見た目はゆずに似ています。

熟したものは皮が黄色です。

ゆずに比べると酸味がまろやかで、春先ごろまで土に埋めておいて酸味が抜けたものがおやつとして食べれることがあります。

日本では徳島県の山間部で栽培されています。

ごく限られた地域でしか栽培されておらず、一般的なスーパーには流通していません。

平成27年の生産量は、ゆずが約23671トン、「ゆこう」は267トンです。

この果実は主に加工をして利用されています。

主な加工品はぽん酢で、その他には果汁の詰めやお菓子などにも利用されています。

生産地の家庭では、家庭料理に用いられています。

成分としては、クエン酸とヘスペリジンを多く含んでいます。

「ゆこう」の使い方

ミカン科の常緑小高木の一種を指して使用する言葉です。

「すだち」とは?

「すだち」とは?

ミカン科の常緑低木です。

香酸柑橘類の一種です。

花を5月ころに咲かせ、露地ものは8月から10月ころにかけて出回ります。

ハウスでも栽培されており、ハウスものは3月から8月ころが出回る時期です。

冷蔵で貯蔵することができ、11月から3月ころまで出回っているものは貯蔵されているものです。

見た目はゆずに似ています。

熟すと皮が黄色くなりますが、収穫は皮が緑色のときに行われます。

主な産地は徳島県です。

甘味はほとんどなく、酸味が強いです。

そのままかじって食べることはほとんどなく、主に果汁を利用します。

半分に切ったものを搾り、サンマなどの焼き魚、刺し身、鍋物などに加えます。

切るときには、ヘタが横にくるようにします。

ヘタを横にして切ることで、薄皮を横に切ることができます。

こうすることで果汁が出やすくなります。

切ったものはできるだけすぐに使い切るようにします。

切ったものも、切っていないものも、冷蔵庫の野菜室で保存をします。

果汁の加工品も販売されています。

「すだち」の使い方

ミカン科の常緑低木の一種を指して使用する言葉です。

「ゆこう」と「すだち」の違い

「ゆこう」と「すだち」の違い

ミカン科の植物である点と、徳島県が主な産地である点 が似ていますが、品種が異なります。

味にも違いがあり、前者がまろやか、後者はすっぱいです。

また、収穫するときが異なり、前者は熟して皮が黄色くなってから、後者は熟す前です。

「ゆこう」の例文

「ゆこう」の例文

・『ゆこうを栽培している』
・『ゆこうが手に入った』
・『ゆこうの果汁を購入する』
・『ゆこうの味が好き』

「すだち」の例文

「すだち」の例文

・『すだちをスーパーで購入する』
・『すだちを搾ってかける』
・『料理にすだちを加える』
・『すだちを使った鍋物』

まとめ

まとめ

ミカン科の植物である点と徳島県で栽培されている点が共通していますが、収穫時期、味、品種が異なります。