「ホテル療養」と「自宅療養」の違いとは?分かりやすく解釈

「ホテル療養」と「自宅療養」の違い言葉・カタカナ語・言語

「ホテル療養」「自宅療養」は新型コロナウイルスが流行した際に話題になった言葉です。

この記事では「ホテル療養」「自宅療養」の違いについて、分かりやすく説明していきたいと思います。

「ホテル療養」の意味や使い方とは?

「ホテル療養」の意味や使い方とは?

「ホテル療養」とは、新型コロナウイルスに感染した方が病院ではなくホテルなどの宿泊施設で療養することをいいます。

重症患者が増え病院の病床数が足りなくなってしまったことが原因でホテルが使われるよになりました。

主に無症状者や軽症者が対象となり、薬の処方や治療などは行われませんが、市販薬は常備されているようです。

また、看護師が常駐しており、医師にリモートで相談することもできます。

食事は一日三食付きであり、医療費や食費は全額無料で療養することができます。

また、病状が悪化したなどの緊急時にはすぐに病院に搬送できるようになっています。

入所中は、他の人にうつしてしまわないように、家族などに会ったり外出したりすることはできませんが、部屋にはWi-Fiが設置されており、退屈しないよう工夫されているようです。

また、軽症者の中でも妊婦や高齢者、持病を持っている人などは、病床数にある程度の余裕がある場合は病院に入ることになります。

「自宅療養」の意味や使い方とは?

「自宅療養」の意味や使い方とは?

「自宅療養」とは、新型コロナウイルスに感染してしまった人が、病院の病床数の不足などから自宅での療養を余儀なくされることをいいます。

主に無症状者や軽症者が「自宅療養」の対象となるようですが、もしも旧に症状が悪化しても対応が遅れてしまう場合があり、患者としては不安が残ってしまうようです。

「自宅療養」とはいえ、同居人や同居家族を感染させてしまわないために、接触はできる限り避け最低限に留めなければなりません。

また、保健所に一日一回以上、症状や体温を報告しなければならないようです。

症状が悪くなった場合にはすぐに医療機関に連絡することも大切です。

「自宅療養」をする場合には医療機関や国からの保証などはなく、食費なども実費です。

そして、「自宅療養」をするときは、症状だけでなく同居人に高齢者や妊婦や持病を持っている方がいるかどうかを考えて判断されます。

「ホテル療養」と「自宅療養」の違いについて解説

「ホテル療養」と「自宅療養」の違いについて解説

「ホテル療養」「自宅療養」は、過ごす場所や状況などがかなり違っています。

まず「ホテル療養」の場合は、ホテルの1部屋で過ごすことになるので、家族や大切な人に新型コロナウイルスをうつしてしまう心配がありません。

対して「自宅療養」は、同居人がいる場合はうつしてしまうリスクがあります。

また、「ホテル療養」は食事が3食付きで、看護師を始め常に誰かが常駐しており、緊急時もすぐに医療機関へと連絡してもらうことができます。

しかし、「自宅療養」の場合は家族が食事などの世話をしてくれるか、一人暮らしの場合は病気であるのにすべて一人で生活しなければなりません。

つまり、「ホテル療養」「自宅療養」よりも手厚いサポートを受けることができ、その上それらのサービスを無償で受けることができます。

「ホテル療養」と「自宅療養」の違いのまとめ

「ホテル療養」と「自宅療養」の違いのまとめ

「ホテル療養」は無償で手厚いサポートを受けることができ緊急時にも対応しやすいですが、「自宅療養」は同居人にうつしてしまう危険性や緊急時の対応のしにくさなど不安が残ります。

かなり内容が違うので、しっかりと覚えておきたい言葉です。