この記事では、「メジロ」と「ウグイス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メジロ」とは?
「メジロ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「メジロ」は「目白」と漢字表記します。
「メジロ」は、スズメ目メジロ科メジロ属の鳥で、東南アジアや東アジアに生息します。
日本にも生息していて、室町時代から「メジロ」として親しまれています。
全長12㎝ほどと、日本で代表的な小型鳥、スズメよりも小さいからだの持ち主です。
緑と黄色の水彩画のような美しい羽毛を持ち、「アイリング」と呼ばれる、目の周囲に白色部があるのが最大の特徴で、「メジロ」という名前の由来となっています。
「メジロ」の食性は雑食で、花の蜜や果汁、虫などを食べることがあります。
花の蜜を好む食性のため、「はなすい」「はなつゆ」などと呼んでいる地方もあります。
春になりソメイヨシノが花開くと、「メジロ」が花の蜜を吸うために飛んできます。
このため「春を告げる鳥」として知られています。
「メジロ」は眠るときなどに、集団でかたまる傾向があり、この様子から、「目白押し」という言葉が生まれたと言います。
「ウグイス」とは?
「ウグイス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ウグイス」は「」と読みます。
「ウグイス」はスズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥です。
最大の特徴は「ホーホケキョ」という鳴き声で、春を告げる鳥のひとつとして古くから日本で親しまれています。
ちなみに「ホーホケキョ」は、自分の縄張りだと他の鳥に宣言する意味があります。
「ウグイス色」という言葉があるように、つや消しグリーンのような色味の羽毛を全身にまとっています。
鳴き声が美しいことから「日本三鳴鳥」の一つに選べていて、他にはオオルリとコマドリがいます。
東アジアに生息する鳥で、日本のほぼ全国に分布しています。
体長は15㎝程度で、スズメとほとんど同じ大きさになります。
食性は雑食で、虫や種子、木の実などを食べます。
「メジロ」と「ウグイス」の違い
「メジロ」と「ウグイス」の違いを、分かりやすく解説します。
「メジロ」も「ウグイス」もどちらも小型の鳥で、スズメの仲間という共通点があります。
さらに、春を告げる鳥として知られ、全身を覆う羽毛も、グリーン系統で似た雰囲気があります。
ただし、「メジロ」はスズメよりも一回り小さく、一方の「ウグイス」は、スズメと同じくらいの大きさと、体長に違いがあります。
また「メジロ」には「アイリング」と呼ばれる白い輪が、目の周りになり、「メジロ」と「ウグイス」を見た目で区別する最大のヒントになります。
さらに「ウグイス」は「ホーホケキョ」と鳴くため、その鳴き声が聞こえたら、「メジロ」ではなく「ウグイス」ということになります。
まとめ
「メジロ」と「ウグイス」の違いについて見てきました。
目の周りが白い輪のようになっているのが「メジロ」で、ホーホケキョと鳴くのが「ウグイス」と覚えておくといいでしょう。