この記事では、「アルバニア」と「アルメニア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルバニア」とは?
バルカン半島南西部に位置する、正式名称アルバニア共和国という国です。
首都はチラナです。
西はアドリア海、南はギリシャ、北はモンテネグロ、北東をコソボに国境を接しています。
この国の対岸にはイタリアがあり、1939~1944年の間はイタリアに合併されていました。
今の名前になったのは1991年です。
この国の人々はイスラム教徒が大半を占めていますが、キリスト教徒の人たちもいます。
山地が多い国で、農業が盛んです。
国土に占める農地面積の割合は25. 5%にもなります。
そして、農業従事者が少なくありません。
農産物として盛んに栽培されているものは、オリーブ、ブドウ、桃、ザクロ、クルミ、レモン、メロン、オレンジなどです。
これらは地中海で栽培するのに適した植物です。
建築業も盛んで、主要貿易品目に建築資材が入っています。
その他の主要貿易品目は繊維、靴、鉱物、燃料、電力などです。
貿易の主な相手国は、近隣のイタリア、コソボ、スペイン、ギリシャやドイツです。
南部の沿岸地帯では観光業が盛んです。
ホテルやリゾートマンションが建設され、夏には多くの観光客でにぎわいます。
野菜、果物、ハーブを適した土地なため、料理はこれらがふんだんに使用されます。
日本では主要な食事が夕食ですが、「アルバニア」は主要な食事が昼食で、肉を使った料理とサラダが食べられています。
サラダにはオリーブオイル、塩、レモン汁などで作ったドレッシングをかけます。
「アルバニア」の使い方
バルカン半島南西部に位置する、正式名称アルバニア共和国を指して使用する言葉です。
「アルメニア」とは?
国としての「アルメニア」と、コロンビア中西部のキンディオ県の都市としての「アルメニア」がありますが、ここでは国のことで説明をします。
南西アジア、カフカス地方に位置する、正式名称アルメニア共和国という国です。
カスピ海と黒海に挟まれた内陸にあり、西はトルコ、北はジョージア、東はアルツァフ共和国とアゼルバイジャン、南はイランとアゼルバイジャンの飛び地であるナヒチェヴァンに接しています。
1936年にソ連の一員となり、1990年に共和国主権宣言、1991年に共和国独立宣言をしました。
主要な産業は農業、宝石加工、IT産業です。
宝石の加工は主にダイヤモンドを行っています。
輸入品目にはダイヤモンドが入っています。
農産物は綿、ブドウ、野菜を栽培しています。
都市に人口が集中しており、農林水産業に従事するものは人口の5%ほどです。
主要輸出品目は銅鉱、金、たばこ、アルコール飲料、モリブデン鉱石などです。
主にロシア、スイス、中国、イラク、ブルガリアに輸出をしています。
「アルメニア」の使い方
カスピ海と黒海に挟まれた内陸にある、アルメニア共和国を指して使用する言葉です。
「アルバニア」と「アルメニア」の違い
名前が似ていますが違う国です。
「アルバニア」はバルカン半島南西部に位置し、「アルメニア」はカスピ海と黒海に挟まれた場所に位置しています。
まとめ
名前が似ていますが別の国です。