「クマ」と「パンダ」の違いとは?分かりやすく解釈

「クマ」と「パンダ」の違い動物・植物

小さな子供たちにもよく知られ、「クマさん」「パンダさん」と人気です。

この記事では、「クマ」「パンダ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クマ」とは?

「クマ」とは?

アニメのキャラクターにもなるほどに愛されているクマですが、実は農作物、山林、畜産、人身などの深刻な被害をもたらす一面を持っています。

雑食なので、山に食べ物が不足すると畑の農作物を食べるために里へ下りてきます。

また、家畜や人が襲われることもあるので、イメージよりも獰猛な性格であることを理解して気を付けなければなりません。

クマに出会ったら、死んだふりをしたり背中を向けて逃げたりするのは安全とは言えません。

可能な限り出会わないほうがよく、そのためにもクマよけの鈴を身に付けたり、大きな音を鳴らしながら歩いたりすることで身を守ることに繋がります。

日本では北海道に生息するヒグマと本州以南に生息するツキノワグマの2種がいて、日本の国土の半分はどちらかのクマが生息していると言われています。

「パンダ」とは?

「パンダ」とは?

パンダはクマ科のジャイアントパンダとレッサーパンダ科のレッサーパンダの総称です。

レッサーパンダは茶色のタヌキのようにも見え、愛嬌のある目が印象的な愛らしさがあります。

一方のジャイアントパンダは白黒カラーが特徴で、上野動物園の代名詞ともなるほどに人気を博しています。

いずれもパンダであることは確かなのですが、パンダと言えば白黒カラーのボディでコロコロと可愛いジャイアントパンダをイメージするのが普通です。

そして、思っている以上に気性が荒いことでも知られているパンダです。

野生のパンダは中国の南西部に生息しています。

活動場所は標高1300~3500mくらいのところに限定されています。

白黒カラーであることには諸説あり、この標高の高さが関係しているとも言われていて、雪がたくさん降るために水墨画のような色合いが都合良かったという説が有力です。

また、パンダは冬眠をしませんが、それは竹や笹などのカロリーが低い植物を主食としているため、冬眠するほどカロリー摂取ができないことが理由です。

竹や笹はほとんど消化できないままに糞となって体外へ出てくるので植物の香りがし、臭くはありません。

「クマ」と「パンダ」の違い

「クマ」と「パンダ」の違い

「クマ」「パンダ」の違いを、分かりやすく解説します。

まず、見た目が違います。

クマは黒、茶色などが主流ですが、パンダは白黒です。

また、クマは植物や昆虫、魚など何でも食べる雑食ですが、パンダは竹や笹などの草食です。

そして、指の数にも違いがあり、クマは5本でパンダは6本です。

パンダの場合は5本とも数えられる場合がありますが、こぶのようなものがあるために6番目の指として数えられています。

このこぶがあることで、長い竹も上手に持って食べることができます。

まとめ

まとめ

皆に愛され、シルエットだけ見ると同じようなクマとパンダですが、種類も食べる餌も生息地にも違いがあることがわかりました。