皆さんが知っている言葉の「猪」と「亥」はどのような意味があるかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「猪」と「亥」の違いを分かりやすく説明していきます。
「猪」とは?
「猪」は「いのしし」と読みますが、「いのしし科の哺乳動物」です。
全身は黒褐色のゴワゴワとしたあらい毛で覆われており、首が短くて犬歯が長く鋭く口の外に飛び出ている点が特徴的。
昼に眠って夜に畑などを荒らす夜行性で、走るとすぐに曲がれない点も見られる生き物です。
「亥」とは?
「亥」は「い」という読み方になります。
この「亥」は「十二支の第12に当たり、方角で北北西、時刻で22時、、あるいは21~23時までの間を指しているもの」です。
「猪」と「亥」の違い
では、ここから「猪」と「亥」の違いを見ていくことにしましょう。
「亥」は「十二支の1つ」でありひとつ。
「十二支の中で第12番目、一番最後になる干支」です。
ここで、「猪」との違いですが、「いのしし科の哺乳動物」である「猪」と異なり「亥」は「十二支の1つ」。
これは「亥」に限ったことではなく、十二支全てが動物に使われている漢字と異なっています。
本来、十二支の漢字には動物の意味はありませんでした。
順序・方角を示す符号の意味しかなかったのですが、動物と関連付けることで理解しやすいようにしたのです。
そのために十二支の全ての漢字が動物を表す漢字とは違っているわけです。
その結果、十二支の漢字と動物とは全く関係がないことになります。
「猪」の例文
では、ここで「猪」の例文を見ていくことにしましょう。
具体的には以下のような文章が考えられます。
・『昨年から猪の数がかなり増えて来たな。山から下りてきて、まさか都市部までやってくるとは、大変だよ。このままじゃ駆除の追いつかないな』
・『猪の肉って食べたことあるかい?最近はジビエ料理が流行っているからかなり人気のある料理だけど、結構高いんだよ。でも、あの独特の匂いが苦手な人もいるけどね』
「亥」の例文
次に「亥」の例文を見ていきましょう。
以下のような文章が挙げられます。
・『そろそろ年賀状を書かなきゃいけないな。でも、来年の干支って何だっけ?もしかして亥年だっけな。えっ、そうすると僕の干支になるんだな。そっか、もうそんな歳になっちゃったんだな。僕って』
・『僕の妹の干支は亥なんだ。だから分かるでしょ。アイツって猪突猛進の性格をしているってことが。曲がったことが嫌いな性格なんだけど、本当に亥らしいよね。だから困っているんだ』
まとめ
ここまで「猪」と「亥」の意味や違いを見てきました。
干支については年賀状を書く時に意識するくらいのものかもしれませんが、自分の干支が近づいて来ると、それなりに年齢が行っていることをあらためて再認識するのではないでしょうか?「猪」と「亥」が直接的な関係はないものの、言葉の雑学的知識と知っておいて損することはないでしょう。