「シマミミズ」と「ドバミミズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「シマミミズ」と「ドバミミズ」の違い虫・昆虫

普段はあまり縁のないミミズですが、日本には100を越える種類が存在するというのですから驚きです。

この記事では、「シマミミズ」「ドバミミズ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シマミミズ」とは?

「シマミミズ」とは?

シマミミズのシマは、縞模様のことを表しています。

つまり、体に縞々が目立つミミズの名称です。

サイズ的には大きくなく、育っても長さは10センチほどにしかならず、太くもありません。

実は、人が生活している近くに生息しています。

そのため、家庭菜園などをしている人が畑で縞模様のある紫褐色のミミズを見つけたら、それはシマミミズです。

繁殖力が高く寿命も長い点が特徴で、2年近く生きることができます。

また、ゴミ捨て場や畑で腐った有機物や生ごみを食べてくれるのですが、食べた後にするフンは堆肥となるので、シマミミズ自体は駆除しなければならないものではありません。

釣りの餌として売られています。

「ドバミミズ」とは?

「ドバミミズ」とは?

ドバミミズはフトミミズとも呼ばれています。

実際は、フトミミズ科に属する数種類のミミズをドバミミズと呼んでいるわけです。

大きいサイズでは体長が20センチにもなりますが、寿命は1年ほどであまり長くは生きられません。

繁殖力はシマミミズと比較をすると弱めです。

ドバミミズの最大の特徴は体液が臭いことにあります。

ただし、単に臭いだけでなく、この臭さが淡水釣りで大いに役立つのです。

どういうことかというと、ドバミミズは湿った場所に生息していて、大雨が降ると雨水と一緒に川へ流されてしまいます。

そのため、魚は普段からドバミミズを食べ慣れているわけです。

つまり、釣りのときにドバミミズを餌に使うと魚が「いつもの美味しいやつ」と喜んで食べ、釣果は上々。

特にナマズやウナギなどの嗅覚で餌を探す魚にとって最適な餌になります。

餌として売られていることは稀なので、自分で見つけなければなりません。

梅雨時期になると大きく育ち、釣りに最適なドバミミズが見つかります。

「シマミミズ」と「ドバミミズ」の違い

「シマミミズ」と「ドバミミズ」の違い

「シマミミズ」「ドバミミズ」の違いを、分かりやすく解説します。

シマミミズとドバミミズを比較した際、最も分かりやすい違いはサイズです。

細く小さいのがシマミミズ。

太くて長いのがドバミミズです。

両方とも魚釣りの餌になりますが、シマミミズは釣具店などで餌として販売されていますが、ドバミミズは自分で捕まえなければなりません。

ただし、ドバミミズは臭いが強いために魚が好んで食べてくれる点が魅力です。

特に嗅覚で餌を探すナマズやウナギ釣りに適しています。

また、生息地にも違いがあり、シマミミズは人が生活している辺りで見かけますが、ドバミミズは湿った落ち葉の下などに生息しています。

まとめ

まとめ

目がないミミズは、「目が見えず」が転じてミミズとなったという説があります。

誰もが知っている知名度の高い生物ですが、日本では100種類以上のミミズが生息しているというのは驚きです。

シマミミズもドバミミズも思っている以上に身近な存在です。