皆さんは「リソース」と「キャパシティ」という言葉がどのようなものがご存知でしょうか?
そこでこの記事では、リソース」と「キャパシティ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リソース」とは?
「リソース」は. 「資源」「資産」「供給源」「財源」などの意味を持つ言葉です。
この「リソース」はビジネスシーンでもよく使われているのですが、業務を達成するために必要な人材を始め、物資・資金・時間など経営資源のこと全般を示しているのです。
また、ITの分野でも「リソース」は使われており、この場合は、コンピュータを動作・実行させるために必要な処理システムの要素や機器のことを指しています。
このように「リソース」はビジネス用語としての印象が強い言葉と言ってもいいでしょう。
「キャパシティ」とは?
「キャパシティ」は「持つ能力で請け負うことができる量のこと」「入り切る容量」「受け入れることができる数や量のこと」を表わしている言葉です。
ビジネスの世界でよく使われている言葉ですが、一般的に日常生活の会話の中でもよく耳にすることがあります。
「キャパオーバー」「キャパ的に厳しい」といったような使い方があります。
「リソース」と「キャパシティ」の違い
では、ここで「リソース」と「キャパシティ」の違いを見ていきましょう。
どのような違いがあるでしょうか?
「リソース」は「供給源」「資源」「財源」という意味を持つ言葉で、一方の「キャパシティ」は「持つ能力で請け負える量」「入り切る容量」ということを指しています。
この2つの言葉をIT分野に当てはめてみると、「リソース」は「CPU・メモリー・ディスク・ネットワークなどの資源のこと」ことを指してます。
IT機器では「リソース」を消費することにより動作するのですが、キャパシティとは「処理能力」のことを意味することになります。
「リソース」の例文
では、ここで「リソース」の例文を見ていくことにしましょう。
どのような文があるでしょうか? ・『我が社が事業を拡大させていくためには、まだまだ人材不足だ。定期採用だけだと社員育成に数年かかるので、中途採用・キャリア採用も必要だな。ただ今はリソースを最大に活用できるようにしておくことが必要だ』
・『ウチの課長って、いつもリソースを最大に活用することを言っているけど、俺ら部下のことを人として見ていない感じがするんだ。単なる道具ってことさ』
「キャパシティ」の例文
次に「キャパシティ」の例文を見てみましょう。
・『すまん。今の俺はいくつも仕事が併行してキャパシティが完全にオーバーしているんだ』
・『お前のキャパシティからすると、このレベルの仕事なんて簡単じゃないか』
まとめ
ここまで「リソース」と「キャパシティ」の意味や違いを見ていきました。
この2つの言葉がビジネスシーンでよく使われているだけにあらためて意味を理解できると、何気なく使っていた人でも、その用法がはっきりと見えて来るかと思います。