「ちびる」と「もらす」の違いとは?分かりやすく解釈

「ちびる」と「もらす」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「ちびる」「もらす」という言葉のことをご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「ちびる」「もらす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ちびる」とは?

「ちびる」とは?

「ちびる」とは「少し漏らすこと」「小便・おしっこをちょっとだけ漏らすこと」という意味を持つ言葉です。

「怖い場所に行ってちびりになった」といったような使い方をします。

この他には「出し惜しみする」「ケチケチしている」というような意味合いで使われることもあります。

「もらす」とは?

「もらす」とは?

「もらす」は漢字で書くと、「漏らす」「洩らす」と書きます。

意味としては「もれ出るようにする」「小さな声で不用意に口にしてしまう」などの解釈があります。

但し、ここでの意味では「漏らす」「もれ出る」という解釈が当てはまります。

「ちびる」と「もらす」の違い

「ちびる」と「もらす」の違い

ここで「ちびる」「もらす」の違いを考えて見ましょう。

どのような違いがあるでしょうか? 「ちびる」「少し漏らすこと」「おしっこをちょっとだけ漏らすこと」という意味で、「もらす」「もれ出るようにする」という意味です。

このことから2つの言葉の意味は同じと言えます。

但し、「ちびる」は主に西日本で「小便を少し漏らしてしまう」を意味する方言なのです。

そのために全国で使われることがあまりない点が異なる点と言ってもいいでしょう。

「ちびる」の例文

「ちびる」の例文

では、ここで「ちびる」の例文を見て行きましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『おお、ちびりそうになったな。俺ってめったのことでビビることはないんだど、あれだけ恐ろしいショッキングな映像が大画面で出て来ると、誰だってビックリするぞ。本当にヤバかったわ』
・『アイツって昨日の肝試しでちびりやがったんだ。いつもは偉そうにしているのに意外と度胸がないんだな。それに引き換えお前ってすっごく勇気はあるじゃない。全然ビビッてなかったからね』

「もらす」の例文

「もらす」の例文

では、次に「もらす」を使った文章を見て行きましょう。

例文としてはどのようなものがあるでしょうか?

・『ちょっと漏らしたみたいなの。だってあなたが気球に驚かすんだから。性格が悪いわよ。もう恥ずかしいったらありゃしない。もう本気でおこっているんだからね。絶対に許さないから』
・『お前、もしかしてもらしちゃった?情けないな。いつもはどんなことがあっても平気だって言ってたのに、こんなところで怖がっているなんてマジで笑っちゃうよ。高い場所が苦手なんだな。俺は全く気にしていないけどね』

まとめ

まとめ

ここまで「ちびる」「もらす」の意味や違いを説明してきました。

この2つの言葉の中で「ちびる」を使う人がいたなら、西日本のご出身だと思っていいかもしれません。

日常生活の会話の中で時折耳にする言葉なので、特別に意識する必要はありませんが、このような使い方があることを知っておく程度でいいのではないでしょうか。

雑学としてしっておきたいものです。