この記事では、「はみ出る」と「はみ出す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「はみ出る」とは?
それと決まっている範囲や枠の外側に出ること、中に入り切らないで範囲や枠を越えることです。
定められている範囲や枠があり、ここまでというところを越えることを意味します。
スーパーでときどき、何かの詰め放題をやっていることがあります。
たとえば、しいたけ、ゼリー、ニンジンなどです。
詰め放題は、決められた袋の中に好きなだけ入れられるものです。
袋の外からその物がでなければ、いくらでも入れてよいとされています。
しかし、少しでも出てしまってはだめです。
たくさん入れようとすると、少し出てしまうことがあります。
袋から出た部分が「はみ出る」が意味するものです。
今度は塗り絵のことで説明をします。
塗り絵は、花、キャラクター、風景などが線だけ描かれていて、その線の中を塗るものです。
線の中が一定の範囲で、そこから色が出てしまった場合を「はみ出る」といいます。
意図的に枠の外を塗ることは、この言葉が意味するものではありませんが、うっかり手が滑ったりして出てしまう場合は、この言葉が意味するものです。
「はみ出る」の使い方
それと決まっている範囲や枠の外に出ることを指して使用します。
どのていど出ているかは問わず使うことが可能です。
「はみ出す」とは?
それと決まっている範囲や枠の外側に出ること、中に入り切らないで範囲や枠を越えることです。
大きなステーキやフライなどを提供する飲食店があります。
あまりにも大きいので、料理がさらに乗り切らず、肉やエビフライのしっぽが皿の外側に出てしまっています。
一般的な大きさの料理なら、皿の中にすべてがおさまりますが、大きな料理だと皿という一定の範囲におさまり切りません。
これは「皿からはみ出す」といいます。
寝相が悪い人は、ベッドから手や足が出ることがあります。
手や足をベッドからだらんと垂らした状態です。
本人は気がついていないことが少なくありません。
ベッドという枠から出ており、これは「ベッドからはみ出す」といいます。
「はみ出す」の使い方
それと決まっている範囲や枠の外に出ることを指して使用します。
どのていど出ているかは問わずに使うことが可能です。
「はみ出る」と「はみ出す」の違い
2つの言葉の意味は同じです。
どちらも同じように使われています。
「はみ出る」の例文
・『ジーンズから肉がはみ出る』
・『モナカから餡がはみ出る』
・『目尻からはみ出るくらいラインを引く』
・『サンダルのつま先から指がはみ出る』
「はみ出す」の例文
・『袋から大根の葉がはみ出す』
・『皿からはみ出すように盛られている』
・『塗り絵の枠から色がはみ出す』
・『プレートからはみ出すほどの大きさ』
まとめ
2つの言葉の意味は同じで、どちらもそれと決まっている範囲や枠の外に出ることを意味しています。
同じように使われている言葉です。