この記事では、「小為替」と「小切手」の違いを分かりやすく説明していきます。
お金にまつわる豆知識を身に付けていきましょう。
「小為替」とは?
小為替(こがわせ)とは、お金を証書にして受けわたす方法のこと。
郵便局で取り扱っている、便利な送金方法です。
定額小為替と呼ばれています。
定額小為替を利用するためには、郵便局で「定額小為替振出請求書」の記入が必要です。
50円、100円、1,000円などの金額を書く欄があるので、利用したい枚数を書き入れていきます。
1件につき100円の手数料を支払うと、もれなく「定額小為替証書」が発行されます。
こちらの「指定受取人」のところに、受け取って欲しい相手の名前を記入すれば、準備は完了です。
受け取った相手は証書をもって、近くの郵便局に行けば指定された現金を受け取ることができます。
定額小為替は発行日から半年以内と、受け取り期限が短くなっています。
そのため早めにやり取りを済ませることがおすすめです。
「小切手」とは?
小切手(こぎって)も、お金を証紙にかえてやり取りする方法です。
ゆうちょ銀行や全国の銀行にて、取扱いがおこなわれています。
小切手をつくる場合は、一般的に当座預金を持っている銀行で手続きをおこないます。
小切手の発行がなされたら、会社名と金額、振出日などを書いていきます。
また印鑑と割り印を、所定の場所に押しておきます。
小切手を受け取った人は、最寄りの銀行に出向いてその金額を受け取ります。
最近はネットバンキングが浸透したこともあり、以前に比べて小切手の登場回数は減っています。
ただ昔ながらの企業では、いまだに小切手が利用されていることもあります。
小切手を開くための「当座預金」は、銀行の審査に通った個人や会社ではないと持てないもの。
そのため取引先の信用力を得るために、わざわざ小切手を利用している会社もあります。
「小為替」と「小切手」の違い
どちらもお金にまつわる言葉です。
「小為替」と「小切手」の違いを、分かりやすく解説します。
・小為替は郵便局、小切手は銀行
どちらもお金の送金スタイルです。
定額小為替は、郵便局もしくはゆうちょ銀行で手続きがおこなえます。
そして小切手は基本的には、当座預金をもっている銀行でしか発行できません。
そのため小為替は郵便局、小切手は銀行になります。
また定額小為替は、1万円程度の少ない額のお金を受け渡したい時に向いています。
小切手は企業間の取引で使われているので、1,000万円単位のお金が動くこともあります。
額が少ないのは小為替、額が大きいのが小切手です。
まとめ
「小為替」と「小切手」の違いを分かりやすくお伝えしました。
小為替は郵便局で手続きする、送金方法のこと。
小切手は当座預金を開いている銀行で手続きをおこないます。
小為替は少ないお金を支払いたい場合に向いています。
一方で小切手はまとまった額の支払いに、よく利用されています。
違いを知って、お金の達人になりましょう。