この記事では、「変動金利制ローン」と「キャップローン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「変動金利制ローン」とは?
「変動金利制ローン」とは、返済中に金利が上限する可能性があるローン契約のことです。
主に返済期間が長期に渡る住宅ローンにおいて用意されている契約で、返済の開始時には1%だとしても、途中から1. 2%と上がってしまったり、逆に0. 8%などと下がる場合もあるという具合です。
ただし、毎月のようにころころと変化する訳ではなく、その時々の公定歩合を参考にして、5年は同じ金利が続くことになっており、契約後に金利が変化することがあっても、一番近くても5年後からになると考えていいでしょう。
「キャップローン」とは?
「キャップローン」は、「変動金利制ローン」において、上限金利が決まっている契約に対して用いられる言葉になります。
「キャップ付変動金利制ローン」といったような形で、ローン契約の商品名に使われていることも多く、例として、最高でも1. 5%までといったような「オプション」が付いた契約になります。
返済期間が30年の住宅ローンを例えにすると、開始時の金利が1%だとしても、「変動金利制ローン」では5年ごとにそれに見直しがある為、6年目からは1. 3%、11年目からは1. 6%といったことになってしまうかも知れません。
ですが、「キャップローン」契約で、上限金利が1. 5%だった時には、どれだけ公定歩合や世間の景気によって金利の上昇の気配があったとしても、1. 5%を超えることはないという訳です。
「変動金利制ローン」と「キャップローン」の違い
「変動金利制ローン」と「キャップローン」の違いを、分かりやすく解説します。
「変動金利制ローン」では、5年ごとに金利の見直しがあり、特にその金利の上限や下限に制限は設けられていませんが、「キャップローン」契約であれば、それによって定められている上限金利を超えることはないという違いになると違いになります。
まとめ
「変動金利制ローン」と「キャップローン」は、このような違いになります。
「キャップローン」は、「変動金利制ローン」の契約に付くことがあるオプション(契約)だと覚えておいてください。