非常に似ている言葉と言える「正攻法 」と「成功法」。
この2つの言葉の違いは何か。
この記事では、「正攻法 」と「成功法」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正攻法」とは?
「正攻法」を漢字の意味通りに訳すと、正しい攻め方の方法となります。
「正攻法」とは、巧みな計画などを行わず正々堂々たる攻め方を意味するものです。
これは、定石通りの攻め方とも言え、決められたルール通り、マニュアル通りにものごとを進める際に用いられます。
攻めるという漢字が用いられていることから、攻撃のみに用いられと思われますが、そのようなことはなく、どのような行為にも用いることが可能です。
「正攻法」は、「堅実」や「セオリー通り」、「基本に忠実」、「王道を行く」、「マニュアル通り」などと同じ言葉となります。
「正攻法」の使い方
「正攻法」の場合、「正攻法で勝つ」や「正攻法とは思えない」、「正攻法では敵わない」、「正攻法が通用しない」などといった形で用いられます。
「成功法」とは?
「成功法」を漢字の意味通りに訳すと、成功する方法です。
「成功法」とは、その漢字の意味通り成功するための方法となります。
成功するための方法ということで、マニュアル通りでなくても、ルール通りでなくても問題ありません。
成功することができる方法が「成功法」となるため、自分自身で考えた方法などが主な「成功法」となります。
そのため、「成功法」の場合は、成功したといった結果を伴うことも重要視されます。
「成功法」の使い方
「成功法」の場合、「成功法で勝つ」や「成功法を用いる」、「成功法を教えてもらう」などといった形で用いられます。
「正攻法 」と「成功法」の違い
同じ何かに挑む際に用いる方法でも、「正攻法」と「成功法」とでは、全く異なった方法を意味します。
「正攻法」は、正しい方法となり、ルールやマニュアルに沿った方法を意味します。
それに対し、成功法」は、ルールやマニュアルに沿う必要はなく、とにかく、成功するための方法を意味します。
そのため、裏ワザ的な意味を持ちます。
「正攻法」の例文
・『今回のコンペに勝つためには、正攻法では通用しないかもしれない』
・『私は、何があっても正攻法で堂々と立ち向かうと決めています』
・『正攻法で勝った時ほど、嬉しいことはありません』
・『私よりも大きな体の相手との戦いは、正攻法だけで勝つことは難しい』
「成功法」の例文
・『塾で、受験突破に向けた成功法を教えてもらいました』
・『今回の戦いは、自分なりに考えた成功法で挑みたいと思います』
・『成功法はズルいという人もいるが、私は、そうは思わない』
・『私は、株で儲ける成功法を知っています』
まとめ
以上が、「正攻法」と「成功法」の違いです。
どちらが必ずしも正しいというものではありません。
人によって、どちらを優先するのか。
そう言った考えのもと、これらの方法を選ぶものとなります。