「鉄則」と「原則」の違いとは?分かりやすく解釈

「鉄則」と「原則」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「鉄則」「原則」の違いを分かりやすく説明していきます。

「鉄則」とは?

「鉄則」とは?

「鉄則」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「鉄則」「てっそく」と読みます。

「鉄則」は、「変えることのできない規則や法則」という意味があります。

例えば、「モテるための鉄則」という本がある場合、その本に書かれている条件を満たさないと、絶対にモテないと言い切るような、ニュアンスがあります。

また「自然の鉄則」という言葉がある場合は、自然の世界において、絶対に換えることができないような法則を意味し、例えば、地球が自転しているとか、冬になったら寒くなるというような、返ることができない自然の法則を意味します。

他にも、「金持ちになるための鉄則」「美肌になるための鉄則」など、なりたいものになるために、欠かせない条件を紹介するようなときに、「鉄則」という言葉を使うことがあります。

「原則」とは?

「原則」とは?

「原則」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「原則」「げんそく」と読みます。

「原則」は、「多くの場合、共通に適用される基本的な決まり、法則」という意味があります。

ある集団に所属している人なら、誰もが適用される基本的な決まりや法則について、「原則」と言います。

例えば、ある会社が「金髪禁止が原則」とした場合は、その会社に属する全員が、金髪にしてはいけないという決まりを守る必要があることになります。

また、学校に通っている生徒は男女交際をしてはいけないという基本的な決まりがある学校の場合、「男女交際の禁止が原則となっている」と言うことができます。

さらに、このような決まりを破る時、「原則を破って行動する」などと言い、男女交際禁止のルールを破る生徒は、「原則を破り、男女交際をする生徒」などと言い表すことができます。

「鉄則」と「原則」の違い

「鉄則」と「原則」の違い

「鉄則」「原則」の違いを、分かりやすく解説します。

「鉄則」は、「変えることのできない規則や法則」という意味があります。

一方の「原則」は、「多くの場合、共通に適用される基本的な決まり、法則」という意味があります。

どちらも、規則についての言葉になりますが、「鉄則」は、「変えることができない」のに対して、「原則」は、「基本的な決まり」という意味があり、ここに違いがあります。

「鉄則」は、規則を変えられないのですが、原則」は「基本的な決まり」に過ぎないため、「例外」を認める可能性があります。

そのため、「原則的に男女交際を禁止する」けれど、生徒同士が清い交際をすることを先生に誓えば、例外的に男女交際が認めらえる可能性があるというわけです。

このように「鉄則」「原則」には、「例外」の有無という違いがあります。

まとめ

まとめ

「鉄則」「原則」の違いについて見てきました。

絶対に変えられない規則を「鉄則」と言い、例外が認められる可能性があるのが「原則」という違いがあります。