この記事では、「生意気」と「厚かましい」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「生意気」とは?
「生意気」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「生意気」は「なまいき」と読みます。
「生意気」は「自分の年齢や能力を考えずに、出過ぎた言動をすること。
その様子」と言う意味があります。
若い人が、目上の人に対して、出過ぎた言動をしたり、まるで能力が足りない人が、出過ぎた言動をしている場面を見たとき、「生意気」という言葉を使ってみましょう。
例えば、小学生が、大人の会話に入ってきて意見を述べる時、「小学生の癖に生意気だ」と言われるかもしれません。
また、会社に入りたての新人が、会議の席で堂々と発言しているのを見たとき、その意見がいい意見だとしても、「新人のくせに生意気な奴だ」と噂されてしまいそうです。
「生意気盛り(生意気盛り)」という言葉には、「生意気な言動をしがちな年ごろ」と言う意味があります。
「彼女は高校生で、生意気盛りだから、失礼な発言も仕方ないよ」などという文章を作ることができます。
「厚かましい」とは?
「厚かましい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「厚かましい」は「あつかましい」と読みます。
「厚かましい」は、「行動や態度に慎みがない。
ずうずうしく遠慮がない」という意味があります。
周囲に行動や態度に慎みがなく、ずうずうしく感じられる人がいる時、「厚かましい」という言葉を使ってみましょう。
例えば、初対面なのにお金を貸してほしいという人は、ずうずうしい人ではないでしょうか。
このような人のことを、「初対面なのにお金を貸してほしいという、厚かましい人」と言い表すことができます。
また、安売りのお店に行き、さらに値切ろうとする人は、態度に慎みがない人ではないでしょうか。
この場合は、「安売り店で、さらに値切ろうとするなど厚かましい」と言えそうです。
「生意気」と「厚かましい」の違い
「生意気」と「厚かましい」の違いを、分かりやすく解説します。
「生意気」は「自分の年齢や能力を考えずに、出過ぎた言動をすること。
その様子」と言う意味があります。
一方、「厚かましい」は、「行動や態度に慎みがない。
ずうずうしく遠慮がない」という意味があります。
どちらも、問題ある行動をとる人についての言葉になりますが、明確な違いがあります。
「生意気」は、若い人や能力が足りないに限定して使う言葉なのに対して、「厚かましい」は、老若男女に使うことができる言葉だという違いです。
そのため、高齢者の出過ぎた発言について、「生意気な高齢者」と言うことはありません。
一方、「厚かましい高齢者」、「厚かましい小学生」など、「厚かましい」はどの世代に対しても使うことができます。
まとめ
「生意気」と「厚かましい」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。