「留意事項」と「注意事項」の違いとは?分かりやすく解釈

「留意事項」と「注意事項」の違い専門用語・業界用語

「留意事項」「注意事項」とでは、何がどのように違うのか。

この記事では、「留意事項」「注意事項」の違いを分かりやすく説明していきます。

「留意事項」とは?

「留意事項」とは?

「留意事項」「留意」には、心に留めて気を付けることといった意味があります。

そのため、「留意事項」とは、心に留めて気を付ける事柄となります。

ある事について心に留めた状態で常に気を付けるべきことを意味し、そのことについて気を配り行動してほしいことをお願いするものとなります。

さほど、厳しい印象を相手与えたくはないものの、やはり、気を付けてほしいという場合に適した言葉となります。

また、「留意事項」を違った言葉で相手に伝える場合は、「ご留意ください」「確認事項」「諸注意」などが適した言葉となります。

「留意事項」の使い方

「留意事項」は、そのまま用いる言葉です。

「以下の留意事項」「ご利用にあたっての留意事項」「募集に関する留意事項」などとなります。

「注意事項」とは?

「注意事項」とは?

「注意事項」「注意」には、気を付けることといった意味があります。

「注意」には、悪いことが起こらないように警戒するといった意味もあり、単に気を付けるだけではなく、警戒し、用心する意味が強い言葉となります。

そのため、「注意事項」は、警戒、用心し気を付けることを意味する言葉となります。

この「注意事項」を違った言葉で相手に伝える場合は、「ご注意ください」「注意すべき点」「気を付ける点」などが適した言葉となります。

「注意事項」の使い方

「注意事項」は、そのまま用いる言葉です。

「以下の注意事項」「ご利用にあたっての注意事項」「募集に関する注意事項」などとなります。

「留意事項」と「注意事項」の違い

「留意事項」と「注意事項」の違い

同じ気を付ける事柄を示す言葉ですが、その気を付けることに対する度合いに大きな違いがあります。

「留意事項」の場合、心に留めておく程度を意味するのに対し、「注意事項」は警戒、用心するといった意味があります。

そのため、「留意事項」よりも、より強く気を付けること求める言葉が「注意事項」となります。

「留意事項」の例文

「留意事項」の例文

・『必ず、以下の留意事項をご確認の上、ご参加ください』
・『当社のサービスをご利用いただくにあたっては、以下の留意事項をご確認ください』
・『留意事項を一読して頂いたうえで、会場にお入りください』
・『今から、今回の催し物に関する留意事項を配布させて頂きます』

「注意事項」の例文

「注意事項」の例文

・『注意事項を守らず発生したトラブルには対応しかねます』
・『なぜ、どの文章にも注意事項は小さな文字で書かれているのか』
・『必ず注意事項を守ってご使用ください』
・『注意事項を守らないから、このようなことになってしまったんですよ』

まとめ

まとめ

どちらも、気を付ける必要がある言葉ですが、「留意事項」よりも「注意事項」の方がより強く気を付けなければならないことが示されているものとなります。