この記事では、「診療情報管理士」と「医療情報技師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「診療情報管理士」とは?
「診療情報管理士」は、医療管理に関する情報をまとめ上げたり新しくカルテを更新するなど、事務作業に特化した人物のことで、実は資格ではなく、お仕事に与えられた役割のことを指します。
簡単に言えば、事務員さんのことなんですが、医療知識をもってして情報を更新したり情報を新しく追加する事務員さんのことを「診療情報管理士」と病院関係者は呼びます。
「医療情報技師」とは?
「医療情報技師」は、医療管理システムを構築する側の人のことでこちらは資格を取得すれば名乗ることができる病院の医療システムをIT化するスペシャリストのことです。
つまり、有資格者で病院のIT化を図るエンジニアのことを「医療情報技師」と呼び、受験資格については病院などに勤務して医療情報のシステムを5年間触ったことがある人物でないとこの資格を受けることができません。
「診療情報管理士」と「医療情報技師」の違い
「診療情報管理士」と「医療情報技師」の違いは、明確に資格であるかそうではないかです。
というのも病院のカルテの更新などについては医師や看護師でも行うことが可能なうえ、管理システムが運用されている場合それを整理することも容易な為、「診療情報管理士」は特に資格というより、データをきちんと扱い更新したり新規にデータを作ることができるかもしれない人という証明でしかありません。
一方、「医療情報技師」はエンジニアのことでこちらは実務経験がある人物が資格を有した場合名乗ることができる物です。
「診療情報管理士」の例文
・『診療情報管理士は資格というより能力だ』
この例は、「診療情報管理士」の在り方について記載した例になります。
その上で、「診療情報管理士」は単なる個人の能力を証明している証明書でこうしたお仕事ができますという証明でしかないです。
「医療情報技師」の例文
・『医療情報技師は、医療システムを構築可能なエンジニアのことである』
この例は、現役でエンジニアとして活動していて、医療関連のシステムを作り上げることができるものが、「医療情報技師」だという例です。
何故なら、この資格は、実務経験があるが故即座に現役でお仕事ができるとみなされるものでブランクがあってもおそらく資格としては有効でお仕事をすれば思い出すであろうというのがこの資格になります。
実務を伴う資格ですのでこの資格は職業項目と資格項目の両方に記載が可能です。
まとめ
「診療情報管理士」と「医療情報技師」については、一応両者とも資格なんですが、「診療情報管理士」はどちらかというと資格ではなく、お仕事ができますというだけの証明書です。
逆に「医療情報技師」は実務経験が無い年核すら取得できないのでいわばお仕事ができると言い切れるのです。
この差は大きく、出来ますとできるでは断言しているかしていないかが大きく、「診療情報管理士」は、形だけのお仕事で終わるケースが考えられ、実際に実務をこなして無くとも得られるので言い方が悪いのですが、仕事を経験したことがない人でもできますと言っているのが「診療情報管理士」になります。