「憧れ」と「羨望」の違いとは?分かりやすく解釈

「憧れ」と「羨望」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「憧れ」「羨望」の違いを分かりやすく説明していきます。

「憧れ」とは?

「憧れ」とは?

「憧れ」は、比較対象が存在し、自分も比較対象のようにありたいと思い込むことです。

その上で、「憧れ」は相手側に優れている点があり、それに対して自分もそうありたいと思うことであるため、この時にうらやましいというやましい気持ちがあれば嫉妬へと変化します。

「羨望」とは?

「羨望」とは?

「羨望」は、対象が持っている特性や性質などを欲しいと渇望することです。

つまり、「憧れ」はそう思うというだけで断言してその特性や性質が欲しいと述べていないのですが「羨望」は寄り添うありたいという気持ちが強い状態のことを指します。

「憧れ」と「羨望」の違い

「憧れ」と「羨望」の違い

「憧れ」「羨望」の違いは、対象となる物の特性や性質などにおいて、自分もそうありたいと思うかほしいと渇望するかです。

より強くそう思い、その個性や性質をもらい受けようとする側は、「羨望」です。

「憧れ」の例文

「憧れ」の例文

・『憧れのハワイ旅行に行く』
この例は、願望がかなったことを意味し、ハワイ旅行という部分が願望になります。

「憧れ」とは願望のことでかなうかなわないという物があり、このケースはその思いや考えの他実現可能な目標が達成したことを示します。

・『職場の憧れの先輩が結婚した』
この例は、自分もそうありたいなと思っていた先輩が結婚したという例です。

なお、先輩は男性であれ女性であれ、自分がそうありたいと思っている人物になります。

「羨望」の例文

「羨望」の例文

・『如何に山田さんの地位を羨望したところで自分には何の得にもならない』
この例は、自分が山田さんの地位をうらやましい、自分も欲しいと願おうとそれは得にならないという例です。

逆を返せば、山田さんの地位を陥れるか、奪おうとする考えにシフトするのも一つの手段になるのがこの例になります。

・『山田さんの地位を羨望するがあまり山田さんを陥れた』
この例は、山田さんの地位を渇望するが故、山田さんを騙して山田さんに罪を負わせたという例です。

要は単に地位を持っている者に対して持たざる者が足を引っ張り地位を下げようとしているだけのお話です。

まとめ

まとめ

「憧れ」「羨望」に関しては、どちらもマイナスの感情が偏り始めれば、対象となる物の地位やすべてをもらい受けようと考えるが破壊しようと考えます。

つまり、自分がそうありたいという感情よりも相手側がそのプラスになる地位や名誉の他容姿を持っていればそれがかなわないのであれば潰そうと考えるのが人間です。

これは心理で手に入らないのであれば潰そうとするのは人間が持つ一つの考えです。

ただ、やっていることは褒められたものでは無い上単なる嫉妬に成り下がっていますので「憧れ」であれ「羨望」であれ、プラスの感情があるうちは、相手の持っている者に対して自分もそうありたいと思うことや自分もそうなるべきと考えますが、マイナスに感情が傾けば、大抵の人は嫉妬や逆恨みをして対象を潰そうとするので、両者の人間の心の動きを表す言葉は厄介であると言えます。