「腹立たしい」と「イライラ」の違いとは?分かりやすく解釈

「腹立たしい」と「イライラ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「腹立たしい」「イライラ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「腹立たしい」とは?

「腹立たしい」とは?

「腹立たしい」の意味は以下の通りです。

1つ目は「目の前で見ていて怒りが湧いてくる様子」という意味で、目の前で理不尽なことや、非常識な行為などを見た時に怒りの感情が沸きあがって来ることです。

2つ目は「考えると怒りが湧いてくる様子」という意味で、嫌なことを経験した後に、その時のことや人物を頭で思い描くたびに怒りを感じる様子のことです。

3つ目は「しゃくにさわる」という意味で、自分の思い通りにならずに不快な気分になることです。

上記に共通するのは「怒りが湧いてくる」という意味です。

「腹立たしい」の使い方

「腹立たしい」「目の前で見ていて怒りが湧いてくる様子」「考えると怒りが湧いてくる様子」「しゃくにさわる」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「腹立たしくてたまらない」などと使われたり、名詞として「腹立たしさが募る」などと使われます。

基本的に、見たり考えたりするだけで怒りが沸き上がってくる様子に使われる言葉です。

「イライラ」とは?

「イライラ」とは?

「イライラ」「苛々」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「皮膚にトゲなどが刺さってちくちくと不快な様子」という元の意味です。

「イラ」の語源は「いら草」というトゲのある植物で、皮膚に刺さって不快な感覚から転じて使われる様になった言葉です。

2つ目は転じて「太陽などが強く照り付ける様子」という意味で、皮膚にチリチリとした感覚があることを表します。

3つ目は更に転じて「思い通りにならずに神経がたかぶる様子」という意味で、自分が思った通りにものごとが進まず、焦りを感じる様子のことです。

4つ目も転じて「不快なことを経験してストレスが溜まること」という意味で、嫌なことを経験してストレスを感じて神経過敏なることです。

上記に共通するのは「嫌な感覚がある」という意味です。

「イライラ」の使い方

「イライラ」「皮膚にトゲなどが刺さってちくちくと不快な様子」「太陽などが強く照り付ける様子」「思い通りにならずに神経がたかぶる様子」「不快なことを経験してストレスが溜まること」という意味で使われます。

副詞として「イライラする・した」「イライラして怒鳴る」などと使われたり、名詞として「イライラが溜まる」などと使われたりします。

基本的に、日常で使われる場合、思い通りにならなかったり、嫌なことがあって、神経がたかぶる様子に使われる言葉です。

「腹立たしい」と「イライラ」の違い

「腹立たしい」と「イライラ」の違い

「腹立たしい」「見たり考えたりするだけで怒りが沸き上がってくる様子」という意味です。

「イライラ」「思い通りにならなかったり、嫌なことがあって、神経がたかぶる様子」という意味です。

「腹立たしい」の例文

「腹立たしい」の例文

・『上司に責任をなすりつけられて腹立たしい』
・『お局さまから嫌味を言われて腹立たしい』
・『お客から理不尽な要求をされて腹立たしい』
・『彼氏に浮気されて腹立たしい』

「イライラ」の例文

「イライラ」の例文

・『相手から中々返事が来ないのでイライラする』
・『製品が納期に間に合うか分からずイライラする』
・『彼氏へのLINEが既読ならずにイライラする』
・『上司からセクハラを受けてイライラする』

まとめ

まとめ

今回は「腹立たしい」「イライラ」について紹介しました。

「腹立たしい」「怒りが湧く」「イライラ」「神経がたかぶる」と覚えておきましょう。