「未遂犯」と「不能犯」の違いとは?分かりやすく解釈

「未遂犯」と「不能犯」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「未遂犯」「不能犯」の違いを分かりやすく説明していきます。

「未遂犯」とは?

「未遂犯」とは?

「未遂犯」とは犯罪を犯すつもりだったものの途中で気が変わって中止した、あるいは実際に行動を起こしたものの何らかの外的要因によって犯罪行為が冠水されなかった場合の、その犯行を起こそうとした人を指します。

憎い相手に殺意を抱き殺害計画を企てたものの、自分の道徳感覚によって憎くても殺してはいけないと考え直した人は「未遂犯」ですし、実際に殺そうと実行した時に、殺害前の段階で誰かに取り押さえられても「未遂犯」です。

犯罪行為を起こしたものの完遂できなければ、完遂した場合よりも罰は軽くなります。

特に自分の意思で中断した「未遂犯」の場合は大きく軽減され、場合によっては刑事罰の一切を免除されることもあるでしょう。

ただしほとんどの場合で、「未遂犯」は軽減されたと言っても罰を受けることになります。

「不能犯」とは?

「不能犯」とは?

「不能犯」とは犯罪行為にあたる結果を求めて、犯罪にあたる結果と結びつかない行為をした人です。

例えば誰かに強い殺意を抱き毒殺しようと考えた人が、毒と騙されて購入した普通の食塩を、殺意を抱いた相手の飲む水に混入したとします。

この場合混入した人は明確な殺意を持って実行しましたが、結果は相手が塩水を飲んだだけで健康被害は全くないので、殺人事件にはならず、塩を入れた人は「不能犯」です。

「不能犯」は犯人が意図していた犯罪の結果が起きていないので、本来の刑罰とは別の罰を受けることになります。

ただしオカルト行為で呪い殺そうとした「不能犯」のように、一切相手本人や物に影響がない場合は何の罪にも問われません。

「未遂犯」と「不能犯」の違い

「未遂犯」と「不能犯」の違い

「未遂犯」「不能犯」の違いを、分かりやすく解説します。

「未遂犯」は犯罪を実行しようとしたものの、自分の意思や外的要因で中止することになった犯人で、「不能犯」は意図していた犯罪の結果に繋がらない方法で犯罪を実行しようとした人です。

「未遂犯」は途中で犯罪を止めた人ですが、「不能犯」は最初から狙った犯罪になる可能性がなかった人と言えます。

また実行に移していた場合、「未遂犯」は意図していた犯罪が完遂されていない分罰が軽くなりますが、「不能犯」の場合、全く無関係の部分で法に触れていた罪の罰を受けたり、誰も何も被害がないなら一切罪に問われません。

また「未遂犯」は結果として犯行は中断されていますが、「不能犯」は方法自体が間違っているものの犯行のつもりだった行為自体は完遂されています。

まとめ

まとめ

「未遂犯」「不能犯」も結果として最初に意図していた犯罪は起こりませんが、「未遂犯」は途中で終わったから、「不能犯」は最初から方法が間違っていたからと、その理由が大きく違います。

「不能犯」は端から見るとありえない方法で犯罪をしようとして可笑しく思えるかもしれませんが、実際には犯罪を犯す意図を持って行動を起こしているので、もし正しい方法を理解していたらと考えると笑えないでしょう。