「純粋」と「無垢」の違いとは?分かりやすく解釈

「純粋」と「無垢」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「純粋」「無垢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「純粋」とは?

「純粋」とは?

「純粋」「じゅんすい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「他の物が混じっていないこと」という意味で、他の要素が入り込んでいないことです。

2つ目は「邪念や私欲のないこと」という意味で、余計な打算やかけ引きのない、真っすぐな気持ちのことです。

3つ目は「一つのことにひたむきな様子」というう意味で、それだけを一途にやり続ける気持ちを持っていることです。

4つ目は「哲学用語で、偶然的な要素を含まない、普遍的・必然的な要素」という意味です。

上記に共通するのは「混じりけがない」という意味です。

「純粋」の使い方

「純粋」「他の物が混じっていないこと」「邪念や私欲のないこと」「一つのことにひたむきな様子」「哲学用語で、偶然的な要素を含まない、普遍的・必然的な要素」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「純粋だ・である」と使われたり、形容詞として「純粋な気持ち」などと使われたり、副詞として「純粋にそう思う」などと使われます。

基本的に、他に余計なものや感情が混じっていないことに使われる言葉です。

「無垢」とは?

「無垢」とは?

「無垢」「むく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「仏教用語で、欲望や執着など煩悩の汚れがなく、清らかであること」という元の意味です。

2つ目は上記から転じて「汚れがなく心が真っすぐなど様子」という意味で、心がきれいで正直なことです。

3つ目は「鉱物に混じりけがないこと」という意味で、金・銀などの鉱物に他の要素が混入していないことです。

4つ目は「婚礼衣装のひとつ」という意味で、「白無垢」「色無垢」などと使われます。

上記に共通するのは「汚れがない」という意味です。

「無垢」の使い方

「無垢」「仏教用語で、欲望や執着など煩悩の汚れがなく、清らかであること」「汚れがなく心が真っすぐなど様子」「鉱物に混じりけがないこと」「婚礼衣装のひとつ」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「無垢だ・である」と使われたり、形容詞として「無垢な少女」などと使われたり、副詞として「無垢に励む」などと使われます。

基本的に、汚れがなく清らかな様子に使われる言葉です。

「純粋」と「無垢」の違い

「純粋」と「無垢」の違い

「純粋」「他に余計なものや感情が混じっていないこと」という意味です。

「無垢」「汚れがなく清らかな様子」という意味です。

「純粋」の例文

「純粋」の例文

・『これは血統書付きの純粋な秋田犬だ』
・『彼は少年の様に純粋な心で夢を追い求めている』
・『彼らは最後まで純粋な愛を貫いた』
・『私は純粋に芸術性を追い求めているだけだ』

「無垢」の例文

「無垢」の例文

・『祖母はいつまでも無垢な心を持っている』
・『もう一度無垢な少女の頃に戻りたい』
・『無垢な気持ちで動物と触れ合う』
・『結婚式は白無垢にしたい』

まとめ

まとめ

今回は「純粋」「無垢」について紹介しました。

「純粋」「混じりけがない」「無垢」「汚れがない」と覚えておきましょう。