「音沙汰」と「音信」の違いとは?分かりやすく解釈

「音沙汰」と「音信」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「音沙汰」「音信」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「音沙汰」とは?

「音沙汰」とは?

「音沙汰」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「音沙汰」「おとさた」と読みます。

「音沙汰」は、「便りや連絡、訪れ」という意味があり、多くの場合は、打消しの語を伴って使われます。

例えば、「音沙汰なし」という使い方をし、「連絡がない」という意味があります。

田舎を出て都会で就職した子供から、まるで連絡が来なくなることがあるかもしれません。

このような場合、「都会に働きに行った子どもから音沙汰がない」と言うことができます。

また、離婚をした夫婦がいる場合、男性が元妻から連絡がまるでないことを愚痴る時、「離婚してから、全く音沙汰がなくなった」などと言うかもしれません。

さらに、行方不明で連絡が取れない友達がいる場合は、「友達の音沙汰がないので心配だ」などと嘆くかもしれません。

このように、便りや連絡訪れがないとき、「音沙汰」という言葉を使ってみましょう。

「音信」とは?

「音信」とは?

「音信」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「音信」「おんしん」と読みます。

「音信」は、「手紙などによる連絡。

便り」
という意味があります。

この場合も、打消しの言葉を伴って使われることが多くなります。

例えば、一人暮らしを始めた子供から、まるで連絡がこないという場合は、「一人暮らしを始めた子供からの音信がまるでない」などと言うことができます。

また、家出をした子供からの連絡がまるっきり途絶えてしまい心配だという場合は、「家出をした子供からの音信が途絶えてしまい、心配している」などという文章を作ることができます。

さらに、しばらく連絡がなかったと思ったら、ひょっこり実家に子供が戻ってきたという場合は、「子供の音信が不通だと思っていたら、ひょっこり家に戻ってきた」などという文章にできます。

このように、手紙などによる連絡や頼りがないという場合に、「音信不通」など、「音信」という言葉を使うことができます。

「音沙汰」と「音信」の違い

「音沙汰」と「音信」の違い

「音沙汰」「音信」の違いを、分かりやすく解説します。

「音沙汰」は、「便りや連絡、訪れ」という意味があります。

一方の「音信」は、「手紙などによる連絡。

便り」
という意味があります。

どちらも、後に否定の言葉をつけて使う言葉で共通の意味を持ちます。

どちらも、便りを意味する言葉ですが、特に、「音信」「手紙など消息を知らせる物」を意味する言葉になります。

このように「音沙汰」「音信」はとても似た意味を持つ言葉ですが、手紙による連絡という意味が強いのが「音信」という違いがあります。

まとめ

まとめ

「音沙汰」「音信」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、微妙な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。