「シェアリングエコノミー」と「レンタル」の違いとは?分かりやすく解釈

「シェアリングエコノミー」と「レンタル」の違い専門用語・業界用語

消費主義社会からの転換で注目を集めているのが「シェアリングエコノミー」「レンタル」です。

これらは具体的に何を指す言葉なのでしょうか。

今回は、「シェアリングエコノミー」「レンタル」の違いについて解説します。

「シェアリングエコノミー」とは?

「シェアリングエコノミー」とは?

「シェアリングエコノミー」とは、「資産を個人が所有するのではなく複数人で共有することを重視した経済社会」を意味する言葉です。

自由主義的な市場経済において財やサービスは個人もしくは法人などの独立した経済主体によって所有されるものとされてきました。

各主体は貨幣と引き換えに手に入れた財やサービスを所有し自由に使用したり処分したりする自由が認められ欲求を満たすために次々に資産を所有することで経済が発展する、というのが自由主義経済の基本的な考え方です。

長らく経済成長を支えてきた自由主義経済ですがそのような所有という概念は消費のための消費を招くものであり経済成長には効果が期待できるものの無駄遣いや資源の浪費など社会の持続可能性を著しく下げる可能性がある、という指摘が21世紀に入ってから相次ぎました。

過度な消費を招く原因になっている所有という概念を捨て資産を出来る限り共有していくことで社会を良い方向に進めていこう、という考え方を「シェアリングエコノミー」と言います。

「シェアリングエコノミー」ではこれまで所有されてきた様々な資産を社会で共有します。

不動産や自動車といった高額資産から家電やパソコン、洋服など日常的に使用するものまで「必要なときに必要な人が必要なだけ資産を活用する」ことで無駄を省き限られた資源をより効率的に活用していくのが「シェアリングエコノミー」の目指す社会のあり方です。

「シェアリングエコノミー」の使い方

・『資源の無駄を減らすのにシェアリングエコノミーは大きな効果が期待できる』
・『空き時間にスキルを活かして働けるのがシェアリングエコノミーの特徴だ』
・『シェアリングエコノミーでは貧富の差が解消されるので誰もが前向きな気持で働けるようになる』
・『理想的とされるシェアリングエコノミーだがタダ乗りをするフリーライダーの問題は解決されていない』

「レンタル」とは?

「レンタル」とは?

「レンタル」とは、「料金と引き換えに物品を一定期間貸し出すサービス」を意味する言葉です。

「レンタル」が意味するのは「有料の貸し出し」です。

「レンタル」の利用者は規定の料金を支払い物品を借り受けます。

決められた期間内であれば利用者は借り受けた物品を自由に利用可能です。

期限までに返却された物品は事業者によりメンテナンスされた後に再び別の利用者に貸し出されます。

「レンタル」が意味するのは「不特定多数に対して行われる比較的短期の貸し出し」です。

貸し出す対象に特に制限はなく貸出期間も数日から数週間程度です。

「レンタル」の使い方

・『DVDをレンタルする』
・『ウェディングドレスはレンタルで用意した』
・『レンタルルームでミーティングする』
・『カーレンタルでトラックを借りる』

「シェアリングエコノミー」と「レンタル」の違い

「シェアリングエコノミー」と「レンタル」の違い

「シェアリングエコノミー」「レンタル」の違いは「目的」です。

「シェアリングエコノミー」は相互扶助の一種であり物品を共有することで良い社会の実現を目的にしています。

「レンタル」は金銭の対価として貸し出す営利目的のサービスです。

まとめ

まとめ

所有からの脱却はこれからの社会課題のひとつです。

新しい用語や考え方が次々に誕生しているので時代に取り残されないよう意味を知っておきましょう。