この記事では、「秋田犬」と「柴犬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「秋田犬」とは?
日本犬の一種です。
体高はオスが約67cm、メスが約61cm、体重はオスが50~59kg、メスが40~50kgです。
日本犬の中では大型に分類されます。
原産国が中国・チベットといわれる小型犬のシーズは、体高が26cmほど、体重が4. 5~8. 1kgほどで、これと比べると「秋田犬」は大型であることがわかります。
体つきはがっちりとしており、尾はくるんと丸まっています。
体毛の色は赤、虎、白、胡麻です。
額から下の顔から胸、腹にかけてと、脚や尾の一部が白く、他の部分は白以外の色をしています。
全身が真っ白なものもいます。
被毛は硬く、二重になっており、寒さに強い特徴があります。
反対に暑さには弱いです。
忠誠心が強く飼い主にはなつきますが、他人には警戒心を見せます。
そのため、小さなころから飼育しておくことが、飼い主に慣れてもらうためには大切だとされています。
どの犬でもそうですが、特に「秋田犬」はリーダーが誰なのかはっきりさせる必要があります。
主従関係ができていないと、飼い主のいうことを聞かなくなってしまいます。
たとえば、人間が食べているものを与えない、リードを犬にひっぱらせない、などをしっかりしつける必要があります。
力が強い犬なので甘噛みにも注意が必要です。
運動不足によってストレスがたまりやすいので、毎日30分程度は散歩されるようにします。
「柴犬」とは?
日本犬の一種です。
体高はオスで約39. 5cm、メスで約36. 5cm、体重は10kg前後が平均です。
小型犬に分類されます。
毛の色は赤毛、黒毛、胡麻毛です。
この3つの色が混ざっているのではなく、黒毛だけ、赤毛だけといったものです。
どの色でも白色が混ざります。
毛質は硬めです。
換毛期には大量の毛が抜けます。
耳は立っており三角形で、鼻は突き出しています。
飼い主には忠実です。
やや警戒心が強いものの、小さなころから慣れさせれば、フレンドリーに接してくれます。
体力のある犬種で運動不足はストレスになるので、毎日30分程度は散歩をさせます。
ときにはドッグランで思いっきり走らせてあげると、ストレスの解消に役立ちます。
この犬は他の犬に比べて認知症になりやすいといわれているので、脳を刺激するためにゲームなどを取り入れるとよいでしょう。
換毛期には毎日ブラッシングをします。
皮膚トラブルを起こしやすいので、ブラッシングの際には皮膚の状態を確認するようにします。
「秋田犬」と「柴犬」の違い
どちらも日本犬の一種ですが別のものです。
大きな違いは、「秋田犬」は大型犬、「柴犬」は小型犬であることです。
似ているところは毛質が硬いこと、運動を十分にさせる必要があること、毛に白が混じることです。
まとめ
日本犬の一種ですが、2つの犬は別のものです。
体高や体重がまったく違い、一方は大型犬、もう一方は小型犬に分類されます。