「盗難」と「万引き」の違いとは?分かりやすく解釈

「盗難」と「万引き」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「盗難」「万引き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「盗難」とは?

「盗難」とは?

「盗難」は、自分が持っているものが盗まれることで自ら第3者の持ち物を盗むことではありません。

自ら第3者のものを盗む場合、それは窃盗です。

「盗難」は、被害者側であり、盗んだ相手を追い詰める立場にあるため、「盗難届」というものを警察に提出すれば相手を警察官が逮捕を可能としますが、実は自分でも逮捕が可能です。

ただ、犯人が分かっていること、盗難にあったものが絶対に自分のものであることを証拠に犯人を追い詰めた際、犯人が逃亡を図ろうとした場合のみに、拘束逮捕が可能になります。

「万引き」とは?

「万引き」とは?

「万引き」は、犯罪者となり窃盗をしたという事実を指します。

よって、この言葉は犯罪者に対して向けられ、窃盗をした人物であることを意味します。

そのため、この言葉の対象は、窃盗をした自分だったり、第3者だったりと様々で犯罪者であることを述べているのです。

むろん、窃盗をしたものに対して盗人であるとストレートに述べるのもよいのですが、「万引き」という表現方法を利用するのも一つの手段なのです。

「盗難」と「万引き」の違い

「盗難」と「万引き」の違い

「盗難」「万引き」は、被害者であるか加害者でもあるかです。

というのも、「盗難」は、盗みを働いた側は「盗難」にあったと言わず、ましてや「盗難」をしたともいいません。

なぜなら、「盗難」はわからずして盗まれたことなので犯人が自分から盗んだ場合、「盗難」という言葉は使用しません。

そのうえで、「万引き」についてはこれは盗む行為そのものを意味するので、盗んだ側と盗まれた側の両方を指しますので違いは、被害者であるか加害者であるかです。

「盗難」の例文

「盗難」の例文

・『盗難被害にあう』
この言葉は、知らずのうちに金品などを盗まれた被害にあった例です。

つまり、被害者の立場から盗まれたと述べています。

「万引き」の例文

「万引き」の例文

・『万引き犯と間違えられる』
このケースは、窃盗をした犯人と間違えられた例です。

「万引き」は窃盗を行った人物のことで、このケースでは盗みを働いたものだと間違えられています。

まとめ

まとめ

「盗難」「万引き」については、被害者であるか、加害者でもあるかです。

「盗難」は、盗まれたという事実のみが強調されていますので被害者の立場になります。

逆に、「万引き」は、加害者でもありこれについては犯罪者であると言われているのです。

よって、「万引き」という言葉のほうが自分に対して向けられた場合、窃盗を行った犯罪者であると言われているのです。

むろん、無実であることを証明すれば、「万引き」を行った事実を否定できるうえ間違った犯人を捕まえて冤罪にするところであるという部分で逆に相手を訴えることができるが故、「万引き」のような窃盗については現行犯での逮捕が一番望ましいということになります。

そのため、「万引き」を監視する人は必ず現行犯という形で盗んだ後に捕らえ対象を処理をするのです。