この記事では、「足」と「脚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「足」とは?
「足」の主な意味は5つあります。
1つめは、動物のくるぶしから下の部分です。
人間の場合はこの部分の裏側が地面に接した状態で直立します。
この部分のトラブルの一つに水虫があります。
白癬菌が原因で、皮膚にかゆみが出る、皮が厚くなってごわごわする、水膨れのようなものができるといった症状が見られることがあります。
2つめの意味は、歩くこと、走ることです。
人間の場合だと、体部の下の部分の右を出して、左を出して、という行為を交互に繰り返して前進することをいいます。
歩く場合だと、どちらかの「足」が必ず地面に接地しています。
3つめは、雨や風などが動く様子をくるぶしから下の部分になぞらえた語です。
4つめは、ある方向に向かうこと、ある方向から向かってくることです。
たとえば、店に客がやってきて忙しいときのことを「客の足が耐えない」などといいます。
5つめは、移動をするための乗り物です。
「足」の使い方
くるぶしから下の部分を指して使うことが多いです。
「脚」とは?
「脚」の主な意味は5つあります。
1つめは、人間の場合だと体部の下からくるぶしまでの間です。
体を支えたり、歩行をしたりする際に使います。
この部位で見られる症状にむくみがあります。
水分がたまった状態で、通常よりも太くなります。
長時間動かないことがむくみの原因の一つです。
マッサージをする、入浴をするなどして血流をよくすると、むくみが解消される場合があります。
2つめの意味は、物の本体を支える部分です。
机の場合で説明をします。
机は物を乗せる平らな面と、その下の細い部分とで構成されています。
平らな面を支えている部分を「机の脚」と呼んでいます。
3つめは歩くこと、走ることです。
人間の場合は、体部の下の部分を左右交互に前に出すことをいいます。
4つめは、ある方向に向かうこと、ある方向から向かってくることです。
5つめは交通手段です。
「買い物の脚」などといいます。
「脚」の使い方
体部から下の部分を指して使ったり、物の本体を支える部分を指して使ったりすることが多いです。
「足」と「脚」の違い
人間の体の部位でいうと、「足」はくるぶしから下、「脚」は体部の下からくるぶしまでのことです。
それぞれその他の意味を持っており、歩くこと、走ること、ある方向に向かうこと、ある方向から向かってくることなどの意味が同じです。
「足」の例文
・『足のマッサージを受ける』
・『足がかゆい』
・『足にうおのめができてしまった』
・『私の足には小さな靴』
「脚」の例文
・『脚がほっそりしている』
・『脚を隠す服装』
・『テーブルの脚を掃除する』
・『脚の骨を折ってしまった』
まとめ
人間の体の部位を指す言葉という点が似ていますが、それぞれ指している部分が異なります。
また、2つの言葉には複数の意味があり、共通している部分があります。