この記事では、「卑猥」と「猥褻」の違いを分かりやすく説明していきます。
「卑猥」とは?
「卑猥」の意味と使い方について紹介します。
意味
「卑猥」は「ひわい」と読み、「品がなくみだらなことや様子」という意味です。
「卑」は「いやしい」とも読み、「地位や身分が低い」「価値が低い」「下品」「いやしめる」「自分をへりくだる意」「土地が低いこと」という意味があります。
「猥」は「みだら」とも読み、「ごちゃごちゃになること」「性的に下品なこと」という意味です。
使い方
「卑猥」は形容動詞であり、「卑猥だ・である」の他に「卑猥な言葉」など名詞を修飾する意味で使われます。
非常に下品なものや、性的にあからさまな画像や動画、言動などをすることを表します。
「猥褻」とは?
「猥褻」の意味と使い方について紹介します。
意味
「猥褻」は「わいせつ」と読み、「みだらでいやらしいこと」「法律で人の性欲をいたずらに刺激したり、羞恥心を害したりなど、公序良俗に反すること」という意味です。
「褻」は「け」とも読み、「肌着・普段着」「けがれる」「けがらわしい」「なれなれしい」「あなどる」「日常」という意味があります。
使い方
「猥褻」は主に、犯罪を表す言葉や公的な文章で使われる言葉です。
刑法で「強制猥褻」「猥褻物陳列罪」などと使われたり、テレビのニュースで「猥褻な行為」と表現します。
「卑猥」と「猥褻」の違い!
「卑猥」は「品がなくみだらな様子」を表す一般的な言葉です。
「猥褻」は「みだらでいやらしいこと」を表す犯罪用語や公的文書などに使われる言葉です。
2つの違いは「一般的な表現か、硬い表現か」という点です。
まとめ
「卑猥」と「猥褻」はシーンにより使い分けられています。
日常会話で使う時には友人同士ならば「卑猥」、あまり親しくない関係ならば「猥褻」が良いでしょう。