この記事では、「かつ」と「または」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かつ」とは?
「かつ」は、Aというものがあり、そしてBというものがある場合、その両方を指すのがかつです。
よって「かつ」はどちらか一つであるという事情ではないことを意味します。
「または」とは?
「または」は、AとBというものがあった場合、どちらかを選ぶというのが「または」です。
よって「または」は両方を得とることはできず、どちらか一つです。
ただ、「または」は、数学などの世界では実は両方のことを指すのでかつと同じに考えてよいでしょう。
なお数学の場合、どちらか一つのみであるという場合、いずれかという言葉を使用します。
「かつ」と「または」の違い
両者の違いは、「かつ」の場合、両方を指すのですが、「または」という言葉と比較した場合、こちらは、どちらか一方しか許さないというものなんですが、実はこの考え方は、あくまで一般論で数学の場合は両者の言葉の意味は実は同じになります。
「かつ」の例文
・『鳥かつ猫を飼う』
この例は、鳥と猫の両方を飼うという例です。
「かつ」は両方を指すので、選択においては、二つの選択肢がある場合、両方を指します。
この例は、鳥と猫がその両方の選択肢になるのです。
むろん、どちらか一方を飼う場合、いずれかという言葉を使用すればどっちかを選択した後猫や鳥のどっちかを飼育するとなります。
「または」の例文
・『猫または鳥のいずれかを飼う』
この例は、猫か鳥のどちらかを飼育するという例です。
「または」は、選択肢がある場合、両方を選択することではなく、片方を選択することにあります。
ただし、これはあくまで一般論で、数学の場合実は「または」は両方を指すのでしっかりとどっちかを選べと言わないと数学の場合は、「または」は両方のこともさすのでしっかりと数学においては言葉を選んでどっちかであると述べましょう。
まとめ
「かつ」については、両方を指すのだと覚えておけば間違いはないです。
むろん、どっちかを選んでほしい場合、どっちかといえば通用しますので「かつ」は、両方だということだけを覚えておきましょう。
問題は、「または」でこの言葉は、いずれかという意味と同じなのですが、数学においては、実は、「かつ」と同じで両方を指すのです。
よって「かつ」と「または」は同じであるという考えを持ってもよいでしょう。
なお、「かつ」や「または」は、日常生活で使用する場合、「または」はどっちかを選ぶことを意味するので「かつ」と差別化を図れるのですが言葉の意味が混乱してしまう理由は、数学で使用されている「または」の存在があるが故で解釈に違いを考えるが故両者の言葉はややこしいとなっているのです。
しかし、一応普段使用する日本語については深く考える必要性はなく、「かつ」と「または」については「かつ」は、両方を指すとだけ覚えておき、「または」は、どっちかを選ぶことだと考えるとよいでしょう。
要は、数学という存在がなければ両者はわかりやすい言葉であるということです。