「王家」と「王族」の違いとは?分かりやすく解釈

「王家」と「王族」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「王家」「王族」の違いを分かりやすく説明していきます。

「王家」とは?

「王家」とは?

「王家」とは国の君主である国王と、その家族や親族をまとめて一括にした呼び方です。

広義の意味では国王とその親族全員が「王家」になりますが、国王の家族という狭い範囲を指すために「王家」という言葉が使われることもあり、国王と親族関係にある人の中でも、親兄弟のように比較的関係が近い人達を指すのに使われます。

家という文字が使われていて、王が住んでいる家という意味で使われることも稀にありますが、人間関係として「王家」が使われる場合、実際に同じ家や城に住んでいるかは関係ありません。

どこかに婿入りや嫁入りしたなどの理由で家を出ていても、国王と血の繋がった家族だったのなら「王家」の人間です。

また王を親や祖先、配偶者として持っている人が「王家」と言われますが、どこまでを「王家」と認めるかは国ごとに違うので、国によって範囲が変わる言葉とも言えます。

「王族」とは?

「王族」とは?

「王族」とは国の君主である国王の家族や親族を指す言葉です。

国王と血縁関係や親族関係にある人達で、先代国王など過去の国王も含まれますが、国王自身は「王族」に含まれません。

「王族」という場合、国王の親子や兄弟姉妹のような近い相手ではなく、従兄弟関係にあたる人など、比較的広い範囲の人も含まれます。

ただし現国王、先代先々代の国王と血が繋がっていても、国王の親族以外の相手と結婚した場合、「王族」ではなくなったという扱いをされることも珍しくありません。

当代もしくは先代以前の国王と親族の関係にあり、当代の国王自身ではなく、多少関係上の距離があっても親族と認められている人達が「王族」です。

「王家」と「王族」の違い

「王家」と「王族」の違い

「王家」「王族」の違いを、分かりやすく解説します。

「王家」は国王とその家族や比較的近い親族を指す言葉で、「王族」は国王の親族を指す言葉です。

「王家」には国王も含まれますが、「王族」という場合には国王本人は含まれません。

「王家」は国王と親族関係にある人の中でも、比較的国王と近い人物というニュアンスで使われることも少なからずありますが、「王族」は多少国王と血縁や関係が離れていても、親族として認められているなら「王族」として含まれるという違いがあります。

また「王家」の人間は、一般人や他の国の国王や「王族」と婚姻して相手の家に入っても、その家の人間であり元の「王家」の人間として扱われることが多いです。

しかしその場合、元の国の「王族」として扱われなくなることも多いというのも、「王家」「王族」の違いと言えます。

まとめ

まとめ

どちらも国王の親族を指し、どこまで近い人達まで指すのかあやふやで、国によって違いもあるため、どこまでを「王家」として、どこから「王族」と扱うかは判断が難しいでしょう。

明確にどの場合でも確定している違いとしては、「王家」は国王が含まれ、「王族」は国王が含まれないという点があるので、そこだけに留意して使い分けをしている人も多いです。