この記事では、「寄せ鍋」と「水炊き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寄せ鍋」とは?
![「寄せ鍋」とは?](/sub_images03/00031174_01.jpg)
野菜、魚介類、肉、きのこなどを、汁を入れた鍋で煮込む料理です。
鍋料理の一種になります。
使用する材料に決まりはなく、野菜だと、はくさい、にんじん、ねぎ、水菜など、肉だと鶏肉や豚肉など、さまざまなものが使用されます。
さまざまな具材を入れることで、それぞれの食材から出るうまみによって、味が深まります。
この料理には出汁を使用します。
使用される出汁に決まりはなく、かつお、昆布、シイタケなど、さまざまなものが使用されています。
出汁で煮込んでいるため、食材には味がついています。
そのため、鍋から取り出した具材はそのまま食べても味を感じられます。
鍋の中の具材をすべて食べ終わった後に、麺類やご飯を入れて食べることもあります。
この料理の作り方を簡単に説明します。
にんじん、ねぎ、はくさいなどの具材は食べやすい大きさに切ります。
鍋に出汁を入れて火にかけ、軽く沸騰をしたら火が通りにくい具材から入れて煮込みます。
火が通ったら食べごろです。
「寄せ鍋」の使い方
野菜、魚介類、肉、きのこなどの具材を、出汁とともに煮込んだ料理を指して使用する言葉です。
「水炊き」とは?
![「水炊き」とは?](/sub_images03/00031174_02.jpg)
肉を湯炊きし、ポン酢などとともに食べる料理です。
博多の郷土料理とされています。
博多では、肉には鶏肉が使用されています。
ぶつ切りにしたものを、湯炊きします。
炊くときに、醤油や塩は加えません。
鶏からうまみがでてくるため、炊いた汁はうまみを感じられます。
具材には、野菜やきのこも加えられることがあります。
野菜は、はくさい、ねぎ、水菜などが、きのこはシメジやシイタケなどが使用されます。
食べるときにはポン酢をつけます。
鍋の中の具材を食べ終わった後には、ご飯を入れておじやにして食べることもあります。
家庭で作ることができる料理ですが、博多にはこの料理を出す専門店があります。
作り方を簡単に説明します。
鶏肉はぶつ切りに、水菜やシメジなどは食べやすい大きさに切ります。
鍋に水、鶏ガラスープの素、鶏肉を入れて沸騰をさせます。
アクが出てくるので取り除きます。
肉に火が通ったら野菜を入れます。
野菜にも火が通ってきたら食べごろです。
鶏肉から出汁が出てくるので、鶏ガラスープの素は加えない場合もあります。
「水炊き」の使い方
ぶつ切りにした鶏肉を湯炊きした料理を指して使用する言葉です。
「寄せ鍋」と「水炊き」の違い
![「寄せ鍋」と「水炊き」の違い](/sub_images03/00031174_03.jpg)
「水炊き」は鶏肉を使用しており、煮込むときに醤油や塩は使用しません。
「寄せ鍋」は使用する具材に決まりはなく、肉は鶏肉以外のものも使われます。
煮込むときには、かつお、昆布、シイタケなどの出汁を使用します。
「寄せ鍋」の例文
![「寄せ鍋」の例文](/sub_images03/00031174_04.jpg)
・『寄せ鍋を囲む』
・『寄せ鍋の材料を購入する』
「水炊き」の例文
![「水炊き」の例文](/sub_images03/00031174_05.jpg)
・『水炊きを食べる』
・『水炊きを専門店で注文する』
まとめ
![まとめ](/sub_images03/00031174_06.jpg)
鍋料理という点が似ていますが、使用している材料に違いがあります。