「大仏様」と「観音様」の違いとは?分かりやすく解釈

「大仏様」と「観音様」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「大仏様」「観音様」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大仏様」とは?

「大仏様」とは?

「大仏様」元は人間であるが、修行によって神に近しい能力を得た人物たちのことです。

そのうえで、「大仏様」は、宗教においては、人の身でありながら神に近い存在であるため、信仰という形であがめられ、人々の願いを聞き入れる立場にあります。

ですが、即座に願いが聞き入れられるわけではなく、「大仏様」よりも各の下のものが願いを聞き入れるという具合に身分制度があり、仏の階層によって能力も異なるのです。

「観音様」とは?

「観音様」とは?

「観音様」は、まだ、神様に近いという立場にない人物で修行している身である神様になれるかもしれない存在のことです。

よって神様になった場合、神格というものが与えられ、名前まで変化して人々を導いたり恐れられる神という存在になります。

「大仏様」と「観音様」の違い

「大仏様」と「観音様」の違い

「大仏様」「観音様」の違いは、「大仏様」は、事実上の宗教上での神に近い存在でもともとのモデルは実は人間にあり、「観音様」は、神に近くなるよう修行している人たちという違いです。

「大仏様」の例文

「大仏様」の例文

・『大仏様を拝む』
この例は、巨大な木造である仏を拝むという例で、「大仏様」は信仰の対象で宗教においては、もともと人間だったものが修行により神に近いという存在になったものです。

なぜ人々が拝むかについては願いを聞いてもらうためなのですが、「大仏様」のモチーフとなっている人物はすべての人の願いをかなえることはできず、格下の人物と協力する形で願いをかなえるのが「大仏様」になります。

「観音様」の例文

「観音様」の例文

・『観音様のほうが実は大仏様よりも偉いという考えが多い』
これは、実は、「大仏様」という神様に近い存在よりも格下である、「観音様」のほうが偉いという例です。

なぜなら、「観音様」はいわば、中間管理職で社長が、「大仏様」とすれば、部下になり、部下が人々の願いを聞いて回るということなので事実として「観音様」の方が話を聞いてくれるので偉い人なのではないかという意味になります。

まとめ

まとめ

「大仏様」については、宗教においては、もともとは人間だったのですが、神格化されていくことで神様に近いか、神様であるというのが現在の「大仏様」になります。

そのうえで、実は、「観音様」はまだ、神格が整っておらず、人であり中間管理職のような存在です。

なお、中国の宗教のお話も実は、人間が仙人というものになるために修行をして仙人になるんですが、これは動物でも仙人になれるので動物が神に近い存在になることもあるのです。

これについては、仏教も実は、動物が神になることがあり珍しいことではないでしょう。

よって、観音様と「大仏様」は一応人間で動物が神に近い存在になっているわけではありません。

なお、馬の頭の「観音様」については、あれは変化の術で人間が変身して動物を愛護しているため、人間です。

どちらかというと本当に動物である神様については、キリスト教や、イスラム教などのほうが動物の神様が存在します。