「実情」と「実態」の違いとは?分かりやすく解釈

「実情」と「実態」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「実情」「実態」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実情」とは?

「実情」とは?

「実情」は実際の事情のほか主観的に見た事実のことで、要は目で見た事実のことを意味します。

事実確認というものをきちんと行い、主観的に見てこれは事実として正しいという判断を下せば、「事実そのような事情」ということになります。

ただ、「実情」は、主観故確証があるかどうかはわからず、確証がなくとも成立します。

「実態」とは?

「実態」とは?

「実態」は、そのような状態に事実あるということです。

「実態」は、目で見てわかる状態に事実あるということで例えば、妻が浮気をしているという事実がある場合、客観的な現場の証拠から判断した場合は、「実情」ですが、妻が現行犯で今現在男性と会い、浮気をしていた場合、これは妻が行動で浮気という行動をとっており、それを肉眼で確認しているが故、「実態」です。

「実情」と「実態」の違い

「実情」と「実態」の違い

両者の違いは、目で見た事実でありつつ確信があるかどうかです。

「実情」は、現場の証拠やデータから推測して物事の状態が良いか悪いかというようなことを述べますが、「実態」はいわば現行犯のようなもので、その場にいて事実がわかるというものです。

よって両者の違いは、間接的に事実がわかるか直接事実がわかるかになります。

「実情」の例文

「実情」の例文

・『政治家は国民の生活の苦しさの実情がわかっていない』
この例は、確信があるかどうかは別で、政治家というものは国民の生活の苦しさを理解していないが故、政治家として活躍しているのかという問題です。

「実情」は確信があるかは別で自分の視点のみで見た事実であるためこのケースでは確証がないうえで、自分の生活が苦しいが故、周りも苦しいだろうと述べています。

「実態」の例文

「実態」の例文

・『政治家が賄賂を貰っているという実態を見た』
この例は、政治家の人が賄賂という第3者からお金をもらっている所を実際に確証を持ってみたと言えるという例です。

「実態」は、確証があり、この例は、政治家と企業の人などが政治家にお金を渡している所を見たという例になります。

まとめ

まとめ

「実情」については、確証はどうでもよく、主観で事実であると考えるとわかりやすく、浮気をしている恋人で考えるとわかりやすいです。

例を挙げれば、「彼女が浮気をしていた実情」とあれば、これは、彼女が過去に浮気をしていたという可能性があるという意味になり、絶対に浮気だったかは実は主観で分かりません。

ですが、これを、「実態」という言葉に置き換えると話は別で、「彼女が浮気をしていた実態」と言えば、これは、確信をもって彼女が浮気相手と会っていたさなか彼氏もその現場にいてばったり鉢合わせたが故彼女は浮気をしていたと言えるのです。

よって、「実態」は確証があり絶対であるに対して「実情」はあくまで主観なので第3者がそうかな?という疑問を持てば崩れますが、「実態」は第3者がそうかな?という疑問を持とうが事実で確証がありますので崩れることはありません。