「ジャパン」と「ジャポネ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ジャパン」と「ジャポネ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ジャパン」「ジャポネ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジャパン」とは?

「ジャパン」とは?

「ジャパン」とは、「日本」を意味している英語の名詞です。

「ジャパン」は英語では、「Japan」と表記されます。

「ジャパン」は日本という国そのものを指し示す名詞であり、「日本語・日本人」を表したい場合は「ジャパニーズ(Japanese)」が使われます。

日本を「ジャパン」と呼ぶ語源は、マルコ・ポーロが書いた「東方見聞録」にある「黄金の国・ジパング」に由来するとされています。

「ジパング」の語源には諸説ありますが、当時の中国(元王朝)で日本のことをジパングに近い発音で呼んでいたことに由来しています。

「ジャポネ」とは?

「ジャポネ」とは?

「ジャポネ」とは、「日本語」あるいは「日本人男性」を意味しているフランス語の名詞です。

「ジャポネ」はフランス語では、「japonais」と書かれます。

「ジャポネ(japonais)」というフランス語には「日本国・日本の国家名」の意味合いはなく、日本という国を示したいのであれば「ジャポン(Japon)」が使われます。

フランス語の名詞には男性名詞と女性名詞の区別があるため、同じ日本人でも男性であれば「japonais(ジャポネ)」、女性であれば「japonaise(ジャポネズ)」と表記される違いがあります。

「ジャパン」と「ジャポネ」の違い

「ジャパン」と「ジャポネ」の違い

「ジャパン」「ジャポネ」の違いを、分かりやすく解説します。

「ジャパン」「ジャポネ」の最大の違いは、英語であるかフランス語であるかの違いになります。

「ジャパン」は英語の名詞で、「Japan」と表記されます。

一方、「ジャポネ」はフランス語の名詞で、「japonais」と表記される点が異なっています。

また英語の「ジャパン」「日本」という国・国家そのものを意味しています。

それに対して、フランス語の「ジャポネ」「日本国」そのものではなくて、「日本語・日本人(男性)」を意味しているという違いを挙げることができます。

フランス語で「日本の国」そのものを表したいのであれば、「japonais」ではなくて「japon(ジャポン)」になります。

「ジャパン」の例文

「ジャパン」の例文

・『ジャパンの文化やアイドル、アニメが大好きだというEU諸国・アメリカの若者は大勢いますが、ジャパンと韓国のアイドルの区別がつかないこともあります』
・『ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われていたバブル時代の日本は、疑うべきところのない経済大国としての存在感を示していました』

「ジャポネ」の例文

「ジャポネ」の例文

・『フランス人と比較するとジャポネには恋愛が苦手な人が多いと言われていますが、実際シャイな男性が多いのです』
・『ジャポネとフランス語には単語や文法に共通点がほとんどないので、フランス人がジャポネを学習してマスターすることはとても難しいのです』

まとめ

まとめ

この記事では、「ジャパン」「ジャポネ」の違いについて説明しましたがいかがでしたか?「ジャパン」「日本を指し示す英語の名詞」です。

一方、「ジャポネ」「日本語・日本人の男性を指し示すフランス語」であるという違いがあります。

「ジャパン」「ジャポネ」の違いをリサーチしたい場合は、この記事の解説を読んでみてください。