この記事では、「適用」と「準拠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「適用」とは?
「適用」は、あらかじめルールや規則というものを決めておき、該当する問題が起きた際、ルールや規則に従っていれば、それは、「適用」となり、事例があるとみなします。
逆にルールや規則に従っていない場合、これは「適用外」となり、ルールや規則に従っていないとみなします。
そのうえで、さらにルールを設け、従っている場合は、どうする、従っていない場合はどうするというのを決めておけば、従うものと従わないものに差が生まれるのです。
「準拠」とは?
「準拠」は、すでにあるルールや規則に従うことでルールや規則事態を新しく作るということは行いません。
しかも、「準拠」は、ルールや規則に従うことのみを指すのでルールに違反する物は「準拠」とは呼びません。
よって「準拠」は、標準的なルールに従っていることを意味するとすればよいでしょう。
「適用」と「準拠」の違い
両者の違いは、ルールというものを新しく新設することを意味するか否かです。
「適用」は、適用外が増えるなどの問題が生じた場合、ルールを新しく作り直せますが、「準拠」は、標準であるとルールで決めた場合、それをクリアできない者が続出しても標準点を下げることはできません。
よって、両者の違いは、ルールの新設が可能であるかです。
「適用」の例文
・『ゴルフにてルール適用外の判定を受ける』
この例はゴルフで定めたルールから逸脱しているという判定を受けたというものです。
ただし、適応外であっても温情というものを受け、ハンディという形で逸脱した行為が許される場合があるのがゴルフなので、このケースの場合、ルールから逸脱しているからと言ってペナルティになると考えてはいけません。
「準拠」の例文
・『レンタルビデオ店の規約を準拠する』
この例は、レンタルビデオ店で定めた標準的なレンタルに関するルールを守るという意味です。
簡単に言いますと、基本である、レンタルビデオを借りたら商品返却日までに返却するという決まりを守るというのが、この例になります。
まとめ
「適用」に関しては、実はルール変更が可能でして、一度標準だというルールを作成してから標準に満たないものが続出した場合、その標準点を変更することが許されます。
よって、「適用」は絶対にそれを守るという点においては温情というものを受けることがあり、ゴルフであればハンディという形で温情を受けたとなるのです。
しかし、「準拠」は絶対的なルールで、レンタルビデオ店においては、借りた商品は返却日までに返すこと、返さないと延滞料金を徴収しますというのが「準拠」でこれはほぼ絶対に覆らず、温情はありません。
よって、絶対に返却が義務で、それを怠るとペナルティで延滞料の支払いが絶対となるのです。
むろん、これを拒む権利もないので強制と言える形で徴収を受け、例外は許されないのです。