クレジットカードの支払い方法の「スキップ払い」と「リボ払い」の違いについて、詳しく説明していきます。
「スキップ払い」とは?
「スキップ払い」とは、一部のクレジットカードブランドで利用できる支払い方法の1つです。
最初からこれだと指定して利用する訳ではなく、「一回払い」と指定した支払いに対し、後からこれにして欲しいと連絡して利用する少し特殊な方法となっています。
この支払い方法が利用できるJCBブランドの場合を具体的に説明すると、このブランドでは一回払いの場合、毎月15日締めの翌月10日払いとなります(提携カードは除きます)。
毎月の締め日の後でも月末までに「スキップ払い」にして欲しいと連絡すると、その分(一回払いにした分)全てを翌月の10日ではなく、翌々月以降の10日払いに変更できるという具合です。
本来の支払日が1月10日の場合、一ヶ月単位で2月10日(一回後)や3月10日(2回後)という指定ができ、最長6回後(7月10日)まで伸ばすことが可能ですが、伸ばした期間に対して金利が発生し、支払い時にその分も一緒に請求されることになるので注意してください。
それが年利15%だとすると、1万円の支払いを一回(一ヶ月)伸ばすごとにおよそ125円の金利が加算されていきます。
「リボ払い」とは?
「リボ払い」は、正式には「リボルビング払い」と言います。
毎月の支払い金額を予め指定しておいた分だけにすることで、支払い日都度の負担が軽くなりますが、残りの分はそれに対する金利が加算されて翌月以降に持ち越されます。
こちらはほとんどのブランドのクレジットカードで扱っている支払い方法ですが、一回払いにしか対応していない種類のカードやお店によっても利用できない場合があります。
後からこれにして欲しいと連絡して利用することもできますが、「スキップ払い」と同様に、いつまでに連絡しないといけない(次回の支払いに適用されない)という期限があるのできちんと確認しておきましょう。
掛かる金利はスキップ払いの場合と同じで、年利にして15%程度のことが多いです。
毎月の支払い金額は、最低が1万円、以降1万円単位のカードが多くなっています。
「スキップ払い」と「リボ払い」の違い
「スキップ払い」は、一回払いの支払い日を延ばすだけなので、その日に本来の支払額と金利が一度に請求されます。
「リボ払い」は、溜まっている支払い金額を毎月少しずつ返していく方法になり、いくら利用していても毎月の支払い金額は一定です。
ただし、支払いが完了するまでずっと金利が掛かってくるので、何年も支払いが終わらないようだと、合計して利用金額の倍近くも支払うことになる場合もあるので気を付けないといけません。
まとめ
「スキップ払い」と「リボ払い」の違いは、以上の通りです。
「スキップ払い」は、利用できないクレジットカードも多く、それほどメジャーな支払い方法でもありません。
また、金利が発生するという点も忘れずに覚えておいてください。