この記事では、「holiday」と「vacation」の違いを分かりやすく説明していきます。
よく知っている英語を、きっちり区別していきましょう。
「holiday」とは?
holidayとは「祝日」のこと。
カレンダーで赤色のマークがついている日です。
日本と同じように小中学校や企業がお休みになる、国民の記念日をあらわしています。
例えばイギリスでは、「グッドフライデー」という記念日があります。
これはイースター前の金曜日のこと。
またアメリカでは、毎年7月4日はお休み。
アメリカが誕生した「独立記念日」だからです。
holidayには宗教的な意味合いもあるので、アメリカでは12月20日以降に始まるクリスマス休暇を複数形で「holidays」といいます。
また日本のように「メリークリスマス」とは言わずに「ハッピーホリデーズ」と話します。
国によってイベント時のあいさつ言葉も変わっています。
「vacation」とは?
vacationとは「バカンス」のこと。
リゾート地に出かけたり、高原や海に行ってのんびりしたり、仕事をオフにして取るお休みをあらわしています。
また学校が夏休みや冬休みなど、まとまった休みに入ることも「バカンス」といいます。
また有給休暇のように、働いている人が取得する休みも「vacation」といいます。
脳や心をからっぽにして、普段の仕事や勉強から離れるのがvacationです。
またバケーションはイタリアやフランスなど、おもにヨーロッパ圏で盛んなイベントです。
勤勉なイギリスやアメリカでは「長くても2週間程度のバケーション」が主流になっています。
都市から近い場所で過ごしたり、日帰りで観光を味わったり、どことなく日本と過ごし方は似ています。
「holiday」と「vacation」の違い
それぞれ「休み」にまつわる語です。
「holiday」と「vacation」の違いを、分かりやすく解説します。
・祝日はholiday、休暇はvacation
「holiday」と「vacation」はどちらも「休日」という意味があります。
よく似ていますが、海外では区別して使われています。
「holiday」は日本語の「記念日・祝日」のこと。
そのため月曜日だけや金曜日だけのように、国の法律で決められた、スポット的な祝日をあらわします。
この日は企業も学校も幼稚園もお休みになるので、多くの国民にとって羽をのばせる日になります。
ちなみにアメリカもイギリスも日本に比べて祝日は少なく、年間およそ10日前後となっています。
また大型の休みに使われるのはvacation。
会社や勉強をいったんお休みして、まとまった休日を楽しむシーンで使われています。
まとめるとスポット的なお休みがholiday。
まとまった休暇がvacationです。
ただ「クリスマス休暇」は例外で、宗教的な儀式にはいるため「クリスマスホリデー」という言い方もしています。
イギリスではクリスマス休暇のことを「クリスマスバケーション」ともいうので、国による文化の差もおさえておきましょう。
まとめ
「holiday」と「vacation」の違いを分かりやすくお伝えしました。
holidayとは、国民の休日のこと。
またvacationはリゾートや観光に出かける、自由なお休みをあらわします。
それぞれの差を学んでおきましょう。