「死体」と「遺体」の違いとは?分かりやすく解釈

「死体」と「遺体」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「死体」「遺体」の違いを分かりやすく説明していきます。

「死体」とは?

「死体」とは?

「死体」は、死亡しているものに対して敬意を払っていない状態で言い方を悪く言いますと、どうでもよい亡骸です。

よって、ペットを「死体」と呼ぶと激怒されてしまうのは、ペット=家族でどうでもよい存在ではないが故、ペットの亡骸を「死体」と呼ぶと激怒されるわけです。

よって、ペットの葬儀を執り行う葬儀会社は、ペットだった生き物の亡骸については、「ご遺体」という子たちで敬いつつ、敬意を払い火葬を行います。

「遺体」とは?

「遺体」とは?

「遺体」は、死亡して亡骸になったものですが、敬意を払っており、生前まで存在していた人格を持つもので敬うべき存在として扱う亡骸のことです。

よって、体調に扱われ、火葬なり土葬という方法で亡骸を埋葬するのが「遺体」になります。

なお、「遺体」は前提として、必ず手厚く葬るというのが前提なので、司法解剖によって死因を特定するために解剖状態にあるものも手厚く扱う必要があり、ぞんざいに扱い亡骸を損傷させた場合それは、「遺体」ではなく、「死体」をぞんざいに扱ったとなり問題視されるのです。

「死体」と「遺体」の違い

「死体」と「遺体」の違い

両者の違いは敬うべき存在であるか、どうでもよい存在であるかです。

そのため、ペットの亡骸を「死体」と呼ぶのはふさわしい表現ではなく、敬う、「遺体」と呼ぶのが正しい呼び方になります。

「死体」の例文

「死体」の例文

・『川辺で死体が上がる』
この例は、川辺にて亡骸が上がったという例で、このケースの場合、亡骸についてどうでもよいと思っているが故、「死体」でこれを「遺体」という表現に変化させるには、事件性が付与されるか、亡骸が発見者の親族である必要性があります。

「遺体」の例文

「遺体」の例文

・『ペットのご遺体を火葬場に送る』
この例は、ペットの亡骸について敬意を払っているが故、「死体」ではなく、「遺体」と呼んで丁重に扱うことを定義しています。

これが「死体」である場合、火葬においては事業者は亡骸を丁重にに扱わずぞんざいに扱うが故、ペットの飼い主側とトラブルになるのです。

まとめ

まとめ

「死体」については、ただ単に死んでいるという状況を指し、敬意を払いません。

よって、ペットの亡骸について「死体」と呼んでしまうと激怒されるのは当然でこれはペットの亡骸について敬意を払ってないが故激怒されるのです。

逆に、「遺体」は死を迎えたものに対して敬意を払っているが故、たとえそれが犯罪者の亡骸であっても敬意を払っていることを示すので司法解剖においては問題にならないのです。

逆を返せば、司法解剖のようなものにおいて、「死体」という言い方で亡骸を取り調べたと遺族側が進言するとこれは大問題になり、亡骸をぞんざいに扱い、ただ単に死因を特定するという仕事で亡骸を解剖したと取られるが故、遺族側に訴えを起こされた場合言い逃れができないのです。

よって、司法解剖を行うものはテレビドラマにおいても絶対に「遺体」と呼んで死者の解剖を行います。