「背信」と「裏切り」の違いとは?分かりやすく解釈

「背信」と「裏切り」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「背信」「裏切り」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「背信」とは?

「背信」とは?

「背信」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「背信」は、「はいしん」と読みます。

「背信」は、「信頼や約束を裏切ること。

信義に背くこと」
という意味があります。

誰かの信頼を裏切ったり、約束を裏切るような行為をするときに、「背信」という言葉を使うことができます。

「背信行為(はいしんこうい)」という慣用句があり、「信義に背くような行為」という意味があります。

例えば、入社以来、何年もお世話になっている会社を裏切り、自社情報を他社関係者に売るような行為をする人がいるかもしれません。

このような人は、「自社情報を他者に売るのは、お世話になっている会社に対する背信行為だ」などと表現することができます。

また、愛し続けることを誓った妻や夫がいるのに、浮気をするような行為は、裏切りと言えるでしょう。

そのため、「既婚者の浮気は、結婚相手に対する背信行為だ」などという文章にできます。

「裏切り」とは?

「裏切り」とは?

「裏切り」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「裏切り」「うらぎり」と読みます。

「裏切り」は、「裏切ること。

味方を捨て、敵についたり、約束や真偽などにそむくこと」
という意味があります。

自分の味方だった人を、目先の利益のために、敵方に売るような場合は、「裏切り」という言葉を使うことができます。

例えば、親友の彼氏のことを好きになり、親友に内緒で、その男性と関係を持つような行為は、親友の信頼に背く行為ということができます。

そのため、「親友の彼氏と関係を持つのは、裏切り行為だ」という文章にできます。

また、自分が悪いことをして、学校の先生に説教されることになったのに、友達の名前を出して、罪を擦り付けようとする行為も、「説教されるのが嫌で、友達を売るのは、裏切り行為だ」という文章にできます。

「背信」と「裏切り」の違い

「背信」と「裏切り」の違い

「背信」「裏切り」の違いを、分かりやすく解説します。

「背信」は、「信頼や約束を裏切ること。

信義に背くこと」
という意味があります。

一方で「裏切り」は、「裏切ること。

味方を捨て、敵についたり、約束や真偽などにそむくこと」
という意味があります。

どちらも、相手の信頼に背く行為に関する言葉になります。

ただし「裏切り」に比べて「背信」のほうが事件性が強い印象があります。

例えば、会社のお金を自分の懐に入れる横領という犯罪は、「背信行為」に含まれるためです。

このように、信頼関係に背くような行為を「裏切り」と呼び、事件性を帯びるような重大な「裏切り」「背信」と呼ぶという違いがあります。

まとめ

まとめ

「背信」「裏切り」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。