この記事では、「some」と「any」の違いを分かりやすく説明していきます。
「some」とは?
「some」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある程度の」という意味で、多少の数量のことです。
2つ目は「漠然としたある人や物」という意味で、誰かのことや何かのもののことです。
3つ目は「かなりの数量」という意味で、口語的に度合いが大きい様子のことです。
4つ目は「とんでもない」「ひどい」という意味で、名詞の前に付き、口語的に使われます。
上記に共通するのは「多少の数量」という意味です。
「some」の使い方
「some」は「ある程度の」「漠然としたある人や物」「かなりの数量」「とんでもない」「ひどい」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、代名詞として「ある人たち」「幾らか」「一部分」などと使われたり、副詞として「幾らか」「ずいぶん」などと使われます。
基本的に、多すぎず少なすぎず、ある程度の数量や、漠然としたある人や物のことに使われる言葉です。
「any」とは?
「any」の意味は以下の通りです。
1つ目は「いくらかの」という意味で、人や物の数量がいくらかあることです。
2つ目は「何も」「どれも」「誰も」という意味で、否定文を伴い「少しも~ない」として使われます。
3つ目は「どんな~でも」という意味で、肯定文で使われ、あらゆる可能性を含めるこことです。
上記に共通するのは「幾らかの数量」という意味です。
「any」の使い方
「any」は「いくらかの」「何も」「どれも」「誰も」「どんな~でも」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、代名詞として「幾らか」「幾らも」「どれか」「どれも」と使われたり、副詞として「幾らかは」「少しは」などと使われます。
基本的に、人や物の数量が幾らかあることや、どんな人や物でも含めることに使われる言葉です。
「some」と「any」の違い
「some」は「多すぎず少なすぎず、ある程度の数量」「漠然としたある人や物」という意味です。
「any」は「人や物の数量が幾らかあること」「どんな人や物でも含めること」という意味です。
「some」の例文
・『Could you lend me some money?』
(お金を多少貸してくれませんか?)
・『Some of you know about this matter. 』
(君たちの何人かはこのことを知っている)
「any」の例文
・『If you have any questions, please ask me. 』
(もし何か質問があれば、私に訊いて下さい)
・『We can’t do it without any difficulty. 』
(我々は何の困難もなしにはできまい)
まとめ
今回は「some」と「any」について紹介しました。
「some」は「ある程度の数量」「漠然とした人や物」、「any」は「幾らかの数量」「どんな人や物」と覚えておきましょう。