この記事では、「穀物酢」と「米酢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「穀物酢」とは?
米・コーン・小麦などの穀物から作った酢のことです。
一種類の穀物から作る場合もあれば、複数の穀物を使って作る場合もあります。
さっぱりした酸っぱさが特徴です。
香りには、独特のつんとした感じがあります。
この酢は食用にされています。
この酢を使った料理には、照り焼きチキン、さばの煮つけ、キャロットラペ、ピクルス、甘酢あんかけ、酢豚、マリネなどがあります。
和・洋・中どのような料理にも使える酢です。
ピクルスの作り方を簡単に説明します。
野菜は、ニンジン、キュウリ、パプリカなどを用意して、食べやすい大きさに切っておきます。
「穀物酢」、水、砂糖、塩を混ぜ合わせたものと野菜を、チャックのついた袋に入れて軽くもんでから、30分ほど漬けます。
味がほどよくなじんだらできあがりです。
煮物を作る際に加えると減塩することができます。
料理の味を引き立ててくれるため、使用する塩の量を減らすことができるのです。
「穀物酢」の使い方
米・コーン・小麦などの穀物を使って作られた酢を指して使用する言葉です。
複数の穀物を使用しているものを指して使うことが一般的です。
「米酢」とは?
米を主原料にして作った酢のことです。
少量のエチルアルコールを加えたものと、米のみで作ったものとがあります。
作り方を簡単に説明します。
まずお酒を作ります。
蒸した米に麹と水を加えて発酵させ、その後に酵母を加えてさらに発酵させると、アルコールが作られます。
次にこれに酢酸菌を加えて酢酸発酵をさせます。
発酵が終わったら熟成です。
その後に、ろ過、殺菌、瓶詰などが行われ、製品として出荷されます。
この酢は米のまろやかなうまみがあることが特徴です。
食用にされており、すし飯、マリネ、南蛮漬け、サラダなどさまざまな料理に活用できます。
和・洋・中どのような料理にも合う酢です。
すし飯を作るときには、少し水を少なめにして米を炊くことと、酢を混ぜる際に底の方から大きくほぐして切るように混ぜることがポイントです。
「米酢」の使い方
米を主原料にした酢を指して使用する言葉です。
「穀物酢」と「米酢」の違い
前者は穀物を使用して作った酢のことで、その中の一つに後者が含まれます。
しかし、一般的に「穀物酢」といった場合は、米だけで作られたものではなく、コーンや小麦など複数の穀物を使っているものを指します。
「穀物酢」の例文
・『穀物酢をスーパーで購入する』
・『穀物酢を使ってマリネを作る』
・『煮物に穀物酢を加える』
・『穀物酢を何にでも加える』
「米酢」の例文
・『米酢を使ってすし飯を作る』
・『米酢を使った酢サラダ』
・『米酢の酸味とまろやかさがおいしい』
・『米酢を使った手巻きずし』
まとめ
穀物を使用して作った酢という点が同じですが、使用している穀物の種類が異なります。