「底地」と「敷地」の違いとは?分かりやすく解釈

「底地」と「敷地」の違い二語の違い

この記事では、「底地」「敷地」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「底地」とは?

「底地」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「底地」は、「そこち」と読みます。

「底地」は、「借地権などの使用収益権が設定されている土地の所有権。

また、その土地のこと」
という意味があります。

ちなみに、「借地権」「建物の所有を目的とする、地上権、または土地の貸借権」という意味があり、「使用収益権」には、「物を用法に従い使用して、そのことにより収益を得る権利」という意味があります。

「底地」を所有している地主は、土地を貸すことで地代を受け取る権利があり、また契約更新の際に借地人から、お金をもらえるという権利があります。

このようなことから、「底地」「他の人に貸すことで、何らかの利益を得ている土地」と言い換えることができるかもしれません。

そのため、「底地を持つ地主になれば、マンション賃貸経営などをすることができる」などという文章を作ることができます。

「敷地」とは?

「敷地」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「敷地」「しきち」と読みます。

「敷地」は、「建物や道路、河川などに使う、一定区域の土地のこと」という意味があります。

このように、建築物や道路がある土地、またはその予定がある土地のことを、「敷地」と呼びます。

そのため、人工的な建築物がない場所、また作る予定のない場所は「敷地」とは呼ばないことになります。

例えば、山林がある時、山林の土地のことを「敷地」とは呼ばないということになります。

例えば、実家の土地に、自分の家も建てようとするとき、一敷地一建物という原則にぶつかります。

そのため、「一つの敷地には一つの建物しか建てられないというルールがある」という文章にできます。

また、「敷地」は、道路に接していないと建物を建てることができないというルールがあります。

このことから、「広い敷地だが、道路に接していないため、建物を建てられない」などという文章を作ることができます。

「底地」と「敷地」の違い

「底地」「敷地」の違いを、分かりやすく解説します。

「底地」「他の人に貸すことで、何らかの利益を得ている土地」という意味があり、「敷地」は、「建物や道路、河川などに使う、一定区域の土地のこと」という意味があります。

このように、どちらも「土地」という共通の意味があります。

ただし、「底地」は、他の人に貸して利益を得ている土地を意味するのに対して、「敷地」は、建築物が立っている土地、または、予定がある土地を意味するという違いがあります。

地主が持つのが「底地」、建物を建てる土地が「敷地」と覚えておくといいかもしれません。

まとめ

「底地」「敷地」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。