この記事では、「天然ボケ」と「不思議ちゃん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天然ボケ」とは?
「天然ボケ」は「てんねんぼけ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「のんびりしている性格の人」という意味で、性格的に動作が遅くのんびりしていて、何となく頭の回転が遅そうに見える人のことです。
2つ目は「おっちょこちょいな人」という意味で、一生懸命行動してもどこか抜けていて、人を笑わせる失敗や勘違いなどをする人のことです。
3つ目は「独特な感性を持っている」という意味で、普通の人が考え付かない様な発想を持っていたり、人がありえないことを言っても特に驚かないなど、感覚がずれている人のことです。
4つ目は「マイペースな人」という意味で、周囲の様子をあまり気にせず、今話題にしていることや、その場の流れなどを理解するのが非常に遅い人のことです。
上記に共通するのは「人とずれていて自覚がない」という意味です。
「天然ボケ」の使い方
「天然ボケ」は名詞・形容動詞として「天然ボケだ・である」「天然ボケが激しい」などと使われたり、形容詞として「天然ボケな彼女」などと使われます。
基本的に、人とずれた言動をしたり、普通の人が考え付かない様な発想をしていることを、全く自覚していない人に使われる言葉です。
「不思議ちゃん」とは?
「不思議ちゃん」は「ふしぎちゃん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の世界観を大切にして、他人のことは気にしない性格の人」という意味で、自分の世界観や気持ちを大切にしている為に、他の人に興味や関心を持たない人のことです。
2つ目は「何故そんなことまでと思うことまで知っている人」という意味で、頭が良いことは確かですが、普通の人が知らない様なことまで詳しく知っていて、話していると感心するが疲れてくる人です。
3つ目は「空気を読まない人」という意味で、自分の発言が人にどの様に思われるかなどは考えずに、思ったことを口にする人のことです。
4つ目は「急に刺激的な言動をする人」という意味で、それまで大人しくしていたかと思えば、急に活発に行動したり強気な発言をするなど、変化の大きな人のことです。
上記に共通するのは「性格がつかめない人」という意味です。
「不思議ちゃん」の使い方
「不思議ちゃん」は名詞として「不思議ちゃんと呼ばれる」「うちの不思議ちゃん」などと使われます。
基本的に、独特な世界観を持ち人に興味を持たない人のことや、何故と思うことを平気でする人に使われる言葉です。
「天然ボケ」と「不思議ちゃん」の違い
「天然ボケ」は「人とずれた言動をしたり、普通の人が考え付かない様な発想をしていることを、全く自覚していない人」という意味です。
「不思議ちゃん」は「独特な世界観を持ち人に興味を持たない人」「何故と思うことを平気でする人」という意味です。
「天然ボケ」の例文
・『彼はイケメンだがと会話すると天然ボケが分かる』
・『彼女の天然ボケぶりがたまらなくカワイイ』
・『職場に頭がいいのに天然ボケな上司がいる』
・『彼は相手を油断させる為に天然ボケに見せかけている』
「不思議ちゃん」の例文
・『今度うちの部署に不思議ちゃんが入ってきた』
・『不思議ちゃんの後輩を教えるのは大変だ』
・『彼女は不思議ちゃんだが、頭が良く仕事ができる』
・『旅行先で早速不思議ちゃんが単独行動を取る』
まとめ
今回は「天然ボケ」と「不思議ちゃん」について紹介しました。
「天然ボケ」は「普通の感覚とずれている」、「不思議ちゃん」は「性格がつかめない」と覚えておきましょう。