「願い事」と「お願い」の違いとは?分かりやすく解釈

「願い事」と「お願い」の違い二語の違い

この記事では、「願い事」「お願い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「願い事」とは?

実現を祈る事柄のことです。

こうなって欲しいと求めている事柄を意味しています。

七夕のときに、これを短冊に書きます。

また、神社や寺に行ったときにこれを神仏に伝えることもあります。

何を伝えるのかは人によって異なります。

たとえば、「恋人ができますように」「家族が健康でありますように」「受検に合格しますように」などです。

学問の神様を祭っている神社には、多くの受験生が参拝をしています。

そして、合格するようになど実現を祈る事柄を神に伝えています。

この言葉は、見えない存在に対してこうなって欲しいと望む場合をいいます。

そのため、家族に対して「○○をやって欲しい」といった事柄ではありません。

「願い事」の使い方

実現を祈る事柄に対して使用をします。

特に神仏に伝えたり、七夕や流れ星に托したりするものをいいます。

こうなって欲しいと思っている事柄であっても、人間に対して伝える事柄には使用しません。

家族に「食器を洗って欲しい」と伝えるといったものには使用しないのです。

「お願い」とは?

実現を望む事柄、人にこうして欲しいと思う事柄という意味です。

スポーツの試合に出場することになりました。

誰かが応援をしてくれれば、力を十分に発揮できるような気がするので、誰かの応援が欲しいです。

そこで、友人・知人に応援を頼みました。

これは「応援をお願いする」といいます。

食事の準備をしようと思ったら、塩を切らしてしまっていたことに気がつきました。

塩がなくては料理の味が整わないので、どうしても必要です。

自分は下ごしらえをしているので、その間に家族に買ってきてもらいたいです。

この場合は「買い物をお願いする」といいます。

塩を買ってきて欲しいというのが実現を望む事柄、こうして欲しいと思う事柄にあたります。

神仏に対してもこれを行うことがあります。

「就職が決まりますように」「家が見つかりますように」など伝えている、実現を望む事柄がこの言葉が意味するものです。

「お願い」の使い方

実現を望む事柄という意味で使用をします。

神仏に伝える事柄や、七夕や流れ星に託す事柄だけでなく、人間にして欲しいこともいいます。

「願い事」と「お願い」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

使い方に違いがあり、前者は見えない存在に対して伝える事柄を特にいいます。

後者は人間に対して伝える事柄もいいます。

「願い事」の例文

・『願い事を紙に書く』
・『願い事は何かのか尋ねる』
・『願い事がたくさんある』
・『願い事が叶った』

「お願い」の例文

・『お願いをする』
・『お願いされた』
・『片付けをお願いする』
・『お願いを聞いてくれた』

まとめ

2つの言葉の意味は同じですが、使い方に違いがあります。

一方は特に見えない存在に対して行うもの、もう一方は人間にも行うものを意味しています。