ビジネス業界に身を置いている人にとっては、「投資」と「融資」は、日常茶飯事的に使っている言葉かと思います。
しかし、これらの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は「投資」と「融資」の2つの言葉について見ていくことにします。
「投資」の意味や使い方
「投資」とは「利益を得る目的で事業などに資金を出すこと」という意味がありますが、この解釈が転じて、「将来の利益のために多くの金銭を投入すること」という意味で使われます。
また、これらの他に「自己研鑽や人の成長のためにお金を使う」場合も、「投資」を使うことがあります。
「融資」の意味や使い方
「融資」は「資金を融通すること」という意味があり、「銀行から融資を受ける」という使い方をしています。
消費者金融では「ローン」と呼ばれており、クレジットカードなどでは、個人向けの小額「融資」を「キャッシング」と呼んでいます。
「投資」と「融資」の違い
では、「投資」と「融資」はどのような違いがあるのでしょうか?
「投資」は、「事業の成長・成功を期待して資本金を提供する活動」のことを指しています。
よくある投資としては、投資家が株式を購入して、会社に資本金を提供する「株式投資」があります。
「融資」は、「お金を貸す行為」で、資金調達側から見ると「借金」という扱いになります。
「融資する立場」は、利息を得ることを目的にお金を貸しますが、銀行による「融資」がポピュラーなものでしょう。
「融資」での資金調達は、毎月、銀行に対する元本と利息を支払うことになります。
このように「融資」の場合は、資金調達した金額を返済する義務がありますが、一方の「投資」は、資金調達した金額を返済することが不要です。
「投資」を使った例文と意味を解釈
では、「投資」を使った例文を見ていくことにします。
「情報通信事業者は、インフラ設備に多額の投資を行わなければならない」
「投資」には、色々な使い方がありますが、今はインターネットの世界を席巻するの通信事業者は、その通信インフラ設備が、事業の要となります。
そのために、インフラ設備には多額の「投資」が必要となります。
「融資」を使った例文と意味を解釈
「このプロジェクトを本格的にスタートさせるためには、銀行からの融資が絶対条件となる」
企業で大きなプロジェクトを立ち上げようとするには、多額の資金が必要になってきます。
それに必要な資金の調達方法も色々ありますが、銀行からの「融資」もその1つです。
まとめ
「投資」と「融資」の2つの言葉の意味や使い方を見てきました。
これらの言葉はビジネスの世界では、必須のキーワードとして、頻繁に使われている言葉なので、その意味や使い方をよく理解して使いこなせるようにしていきたいものです。
ビジネスマンとしては、必要不可欠なビジネス用語でもあるので、間違いのないようにマスターしておきましょう。