この記事では、「必然」と「運命」の違いを分かりやすく説明していきます。
「必然」とは?
「必然」は、当然の如く、そうなるに決まっていたという意味で使われます。
「その結果は必然だろう」とすると、その結果になって当たり前だと言っていることになり、「負けるのは必然だった」とした時も、負けるのが当然だったという解釈になります。
よって、よほどのことでもないと使えないかと思えば、そのようなこともなく、そうなると分かっていることに対してよく使われている言葉です。
「運命」とは?
この「運命」は、巡り合わせという意味で使われます。
「そうなるのが運命だった」などと使われると、先の「必然」のように、そうなるのが当然だったといった意味だと捉えてしまいがちですが、このような発言は、いわゆる「後付け」で使っているだけのことがほとんどです。
つまり、そうなるとは思っていなかったものの(または、なってもおかしくないと考えていた程度で)、そうなった後に「やっぱりそうだろう」と言っているという訳です。
「巡り合わせ」に対して、「やっぱり」や「当然」ということはなく、本来の使い方は「この先は運命次第」といったようになります。
先のような「それが運命だ」のような使い方は、後付けに過ぎないと考えてください。
「必然」と「運命」の違い
「必然」と「運命」の違いを、分かりやすく解説します。
「必然」は、そうなると分かっていた、予想されていた通りといった意味で使う言葉です。
また、そうなる確率がすごく高いと思っていたという解釈で用いても構わず、例えば、一番いいカードが当たる確率が1/500のガチャは、10回くらいで当たるものではないので、「全て外れるのが必然だった」と使ってもいいという具合です。
「運命」は、ほとんどが後付けとして使われる表現で、「巡り合わせ」と置き換えられる場合のみ、本来の意味で使っていると考えてください。
まとめ
「必然」と「運命」は、一見では一緒の意味だと思ってしまうかも知れませんが、「運命」は単なる後付けである為、同じように使うべきではありません。