この記事では、「予想以上」と「想像以上」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予想以上」の意味や使い方
「予想以上」の意味と使い方について紹介します。
意味
「予想以上」は「よそういじょう」と読み、「ものごとの成り行きについて、あらかじめ見当をつけていた度合いよりも優れていること」という意味です。
事前にだいたいの結果をイメージしてからそのものごとに臨み、それ以上であることを言います。
使い方
「予想以上」は形容動詞で「予想以上だ・である」として使ったり、副詞として「予想以上に」と使ったり、「予想以上の結果」など名詞を修飾して使います。
これから起こることについて推しはかり、実際にはそれよりも高い結果になった時の表現で、良い意味・悪い意味どちらにも使います。
「想像以上」の意味や使い方
「想像以上」の意味と使い方について紹介します。
意味
「想像以上」は「そうじょいじょう」と読み、「実際には経験していなかったり、存在しないものごとに対してあらかじめ見当をつけていた度合いよりも優れていること」という意味です。
自分の中で思い描いていたイメージとは良い意味で違っていることを言います。
使い方
「想像以上」は形容動詞で「想像以上だ・である」として使ったり、副詞として「想像以上に」と使ったり、「想像以上の出来栄え」など名詞を修飾して使います。
まだ未経験であったり、現実は存在しないもので、自分なりに心に思い描いていたものよりも良かった時の表現で、良い意味で使われることが多くなります。
「予想以上」と「想像以上」の違い
「予想以上」は、「そのものごとに知識や経験があり、成り行きや結果について推し量ったものよりも高いこと」を言います。
「想像以上」は、「未体験、未経験で、自分の中で『こうだろう』と思い描いていたものよりも素晴らしいこと」を言います。
「予想以上」を使った例文と意味を解釈
「今回のキャンペーンは予想以上に経費がかかった」
ビジネスでキャンペーンを企画していたのですが、賞品やアルバイトの人件費などで思いがけず費用がかさみ、予算をかなりオーバーしてしまったことを表しています。
「想像以上」を使った例文と意味を解釈
「噂には聞いていたが、想像以上に素晴らしい景色だった」
絶景スポットとして口コミで「素晴らしい」と言われている場所に行きました。
それなりに美しい景色であることはイメージしていましたが、天候にも恵まれて期待していた以上に素晴らしい景色であったことを表しています。
まとめ
「予想以上」と「想像以上」は、「知識や経験があるか、全く初めてのことか」という違いがあります。
「以上」が付くのですが、良い意味ばかりではないことを覚えておきましょう。