「積み込み」と「詰め込み」の違いとは?意味を詳しく解釈

「積み込み」と「詰め込み」の違い言葉・カタカナ語・言語

日常会話で「積み込み」「詰め込み」の使い分けに悩むことがあります。

一体どの様な点が違うのか、意味や例文なども併せて紹介します。

「積み込み」と「詰め込み」各々の解釈

「積み込み」と「詰め込み」各々の解釈

「積み込み」「詰め込み」のそれぞれの意味や使い方の解釈をします。

「積み込み」の意味や使い方

「積み込み」の意味は、「荷物を船や車、貨物列車などに運び重ねて入れること」です。

一つの置き場所に、複数の荷物を下から順番に重ねたり隙間を作ったりして運び入れることを言います。

「積み込み」「積み」は動詞「積む」の連用形で「物の上に更に物を置く」「車や船などに荷を載せる」「ものごとを繰り返し行う」「蓄える」「高く重なり上がる」という意味があります。

「込み」は動詞「込む」の名詞形で「中に入る・入れる」「ある状態をずっと続ける」「すっかりそうなる」「徹底的にする」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「物の上に更に物を置いた状態で中に入れる」という意味で使われます。

「積み込み」は名詞ですので、文末に使う時には「積み込む」と動詞形になります。

「詰め込み」の意味や使い方

「詰め込み」の意味は、以下の3つがあります。

1つ目は「入れ物にものをできる限り入れる」で、ある場所にぎゅうぎゅうになるまでものを入れることです。

2つ目は「たっぷり食べること」で、胃袋に食べ物を一杯入れることを言います。

3つ目は「むやみに知識を覚えること」で、勉強をして多くの知識を記憶することを言います。

「詰め込み」「詰め」は動詞「詰める」の連用形で、「容器などに物を入れて一杯にすること」という意味があります。

上記で紹介した「込む」という言葉が組み合わさり「物を入れ込んで一杯にすること」という意味で使われています。

「詰め込み」は名詞ですので、文末に使う時には「詰め込む」と動詞形になります。

「積み込み」と「詰め込み」の違い

「積み込み」と「詰め込み」の違い

「積み込み」「詰め込み」の違いは、「対象となるものが違う」「重ね上げるか、ぎっしり入れるか」という点です。

「積み込み」は、「荷物など形のあるものを上に重ねて入れ込むこと」という意味です。

「詰め込み」は、「形のあるものだけではなく、知識やルールなど、目に見えないものも含めてぎっしりと入れ込むこと」という意味です。

「積み込み」と「詰め込み」各々を使った例文と意味を解釈

「積み込み」と「詰め込み」各々を使った例文と意味を解釈

「積み込み」「詰め込み」を使ったそれぞれの例文とその意味を解釈していきます。

「積み込み」を使った例文と意味を解釈

「荷物の積み込みが遅れて予定の時間に届けられなかった」

荷物をトラックに搬入するのが遅れてしまい、予定の時間までに相手に配送ができなかったことを表しています。

「詰め込み」を使った例文と意味を解釈

「詰め込み教育のお蔭で大卒でも英語を話せない人が増えてしまった」

受験勉強の為に知識ばかりを覚えたせいで、大学を卒業しても英語が話せない社会人が多いことを表しています。

まとめ

まとめ

「積み込み」「詰め込み」は、対象となるものが違います。

積み上げる様に入れるのか、ぎゅうぎゅうに入れるのかという点で判断しましょう。