「突合」と「照合」は類似した意味を連想させる紛らわしい言葉ですが、「突合」と「照合」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「突合」と「照合」の意味の違いを分かりやすく解説していきます。
「突合」とは?
「突合(つきあわせ・とつごう)」という表現は、「正しいとされる大元のデータ(原本)などと突き合わせ、ある書類の数字(データ)・内容に間違いがないかどうか確認すること」を意味しています。
「突合」の表現は、「会計検査で台帳(原本)の数字と伝票(取引)の数字を突合しました」といった例文などで使用することができます。
「照合」とは?
「照合(しょうごう)」という言葉は、「二つ以上の物事・数字・データを照らし合わせて、その有無(存在)などを調べること」を意味しています。
「照合」の表現は、「IDカードの個人番号で、その人物の身元を照合しました」といった例文で使うことができます。
「突合」と「照合」の違い!
「突合」と「照合」の違いを、分かりやすく解説します。
「突合」というのは、「正しいデータ(大元のデータ・原本)などと手元のデータを突き合わせて、数字や内容に間違いがないかを確認すること」を意味しています。
それに対して、「照合」という言葉は「二つ以上の数字・データを照らし合わせて有無を調べること」の意味合いを持っています。
「突合」という言葉は「正しい大元のデータと突き合わせて間違いがないか(正しいか)を確認すること」に意味の重点がありますが、「照合」という表現は「二つ以上の数字・物事を照らし合わせてあるかないかを検索(探索)すること」に意味の重点があるという違いを指摘できます。
まとめ
「突合」と「照合」の意味・用法の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「突合」というのは、「大元のデータ(原本)などと突き合わせて数字・内容に間違いがないか確認すること」を意味しています。
それに対して、「照合」という表現は「二つ以上の数字・物事を照らし合わせて調べること」の意味合いを持っています。
「突合」と「照合」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。