この記事では、「ワキガ」と「体臭」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ワキガ」とは?
「ワキガ」とは、人間の脇から出る臭い(主に悪臭)を指して使われる言葉です。
正確には腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれ、皮膚のアポクリン腺から分泌される汗がその臭いの原因になります。
腋汗が原因だという考えは半分は正解ですが、半分は間違いで、同じ腋汗でも、エクリン腺から分泌された汗はそこまで悪臭はせず、アポクリン腺からのそれによって引き起こされます。
アポクリン腺については人それぞれで、これがあまりない人は、この「ワキガ」にはなりにくいと言うことができます。
「体臭」とは?
「体臭」は、上の「ワキガ」も含めた人間の体から出る臭いの総称です。
頭皮から出るものもあれば、足の臭いもそれに当たり、単に体臭と使った時には、そのどれのことなのか区別が付きません。
尚、加齢によって発生するいわゆる「加齢臭」もその1つで、これは首の後ろの部分から出ることが分かっています。
日本人は基本的にそれほどこの「体臭」がない人種だと言われており、外国人の方が比較的強くそれがあると言われていますが、数値的な統計などがある訳ではありません。
「ワキガ」と「体臭」の違い
「ワキガ」と「体臭」の違いを、分かりやすく解説します。
「ワキガ」は、「体臭」の1つで、腋から出るアポクリン腺からの汗がその原因です。
同じ腋汗であっても、エクリン腺からのものでこれだと判断されることはまずありません。
「体臭」は、その「ワキガ」も含めた体から出る臭いの総称で、元からの場合と、汗が原因の場合があります。
特に汗をかく夏にはこれが気になることも多い為、各部分がケアできるスプレーなどが各種発売されています。
まとめ
「ワキガ」と「体臭」は、このような違いになります。
「ワキガ」は、疾患の1つだと認定されており、医療機関にて治療を行うことができます。